このところ鳥撮りの調子が良くないので、過去の撮影記録②なんぞを。
前回は2011年でしたので、今回は2012年前半となります。10年前ですね。
また、今回からは撮影枚数も増えてきてるので、撮影場所で分けようかと思います。
カワセミの撮影地は、カワセミで検索するとすぐにヒットするようなとても有名な場所で、現在はもうカメラマンがいない場所は公開しておきます。
とてもメジャーな場所なのであまり役には立ちませんが 🙂
装備
2012年前半も、ひきつづきEOS 5D mark II + SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMを使っていました。
2011年の終わりの頃から結構まともに撮れるようになってきてるなと思ってましたが、2012年前半も結構しっかり撮れてます。
シャッタースピード、絞り、ISOの3すくみの関係を体で憶えてきてる感じですね 🙂
当時のRAW現像ソフトはかなり性能が低かったので失敗として扱っていた写真も、今回CaptureOneで現像することで復活しています。
京都の川 (京都)
カワセミ
今よく撮りに行っている京都の川とは別の川です。
ここを見つけたのはかなり偶然で、なんか人だかりができているなぁ…と思ったらカワセミでした。
かなりふくよかですね 🙂
この場所はいまも変わらずカワセミは生息していますが、10年前のカワセミの写真だと思うと何か生命のつながりを感じますね 🙂
こんな暗くなっても撮影してるのはかなり珍しいです。
当時はカワセミを写せること自体が稀だったので情熱がありましたね 🙂
水面に映るカワセミの影がGood。
そういえば、この記事でカワセミを撮るのはまだ3年と書いてしまいましたが正しくは、「飛び込みを真面目に撮り始めて3年」です 🙂
カワセミ自体はなんだかんだ被写体として11年から撮ってる感じですね。
草津の田んぼ (滋賀県)
タゲリ
タゲリは名前の通り田んぼによくいるケリですが、冠羽が恰好良いですね。
普段は撮らないのですが、目の前の田んぼに現れたのでパシャリ。
場所は忘れましたが…滋賀県のどこかだとは思います 🙂
私は基本的に山の鳥か、ブッポウソウ科、あとは猛禽を少ししか撮らないので結構珍しいですね。
こんぜの里 (滋賀県)
かなり厳しいですね。
この辺りでSIGMAレンズの限界をヒシヒシ感じていたような。
ルリビタキ
こんぜの里は当時はまだしっかり整備されていたのですが、今では少し道をそれると歩行も困難になっていて悲しい限り。
ただ、いまもオオルリなどもやってきますし、比較的良い探鳥地のようには思います。
センダイムシクイ
ムシクイなのかウグイスなのかちょっと判断がつきませんが。
いまはEOS R7になってトラッキングがあるおかげで、こういったシチュエーションは苦ではありませんが、やはりレフ機時代はとにかく動き回る小鳥は目にピントを合わせるのが難しかったです。
やはり少しでも遠いとシャッキリしませんね..。
許容距離10mくらいでしょうか..。
アオジ
CaptureOneである程度シャープネスの半径を大きくして、カリカリにしてますがWEBくらいまでならなんとかですね。
甲賀 成田牧場-野田池 (滋賀県)
オオルリ
たぶん、初めて撮ったオオルリです。
結構近くで撮れていてSIGMA 50-500にしては綺麗です。
ここ、探鳥地でもなんでもないのですが「伊賀の里もくもくファーム」によく行っていたので、途中で通る池のまわりを散策してたら発見したという経緯だったと思います。
当時は、なんとなく鳥の雰囲気がある場所はしらみつぶしに探索していた記憶が 🙂
この場所でオオルリをみつけてから数日は通った気がします。
ただここ、耐えられないレベルで臭いです。
おそらく牧場の汚水なんかが池に流れ込んでいるような。
なので…探鳥地としては微妙にオススメしません 😛
舳倉島 (石川県)
オオルリ
はい、突然ですが石川県の野鳥の聖地、舳倉島です。
この日は日帰りでとりあえず行ってみようという事で下調べ的に行ったようです。
これはかなり綺麗に撮れていますね。
相当近い。
この日は島中でオオルリが飛び回っていた気がします。
舳倉島の鳥はあまり逃げないのも特徴的ですね。
これはオオルリの♀かな…。
じつはあまりオオルリの♀ってこれ以降は撮れてない気がしてきました。
キビタキ
これは今見るとかなり綺麗に撮れてます。
キビタキもあまり逃げなかった記憶…。
なんとなくキビタキの♀な気はするのですが。
最近はもうGoogle Lensで鳥の判断してるのでわからなくなってきました 😛
メジロ
なんだかんだメジロは手ごわい鳥だったなぁという印象が。
目の周りの白い輪を解像感高く撮るのはかなり大変ですね。
センダイムシクイ
舳倉島ではよくみるセンダイムシクイ。
ビンズイ
そこまで近距離で撮れてはいませんが、このくらいの距離で解像していないとやはりかなり歩留まり的に厳しい印象。
そう考えると焦点距離的に画素数は厳しくなってもEF400mm F5.6Lはやはり綺麗だなぁと思います。
チュウシャクシギ
まわりのバーダーがちょっと珍しいという話をしていました。
このサイズになるとフルサイズはとても綺麗ですね。
舳倉島は後年何度か行きましたが、この時は日帰りでしたので数時間撮っただけです。
それでもこれだけ撮れてるのですごいなぁと。
ただ近年は少し鳥は減ってる気はしています。
徳島市中央公園 (徳島県)
ここからボディが変わります。
EOS 1D mark IVです。
舳倉島でEOS 5D mark IIの力不足でも感じたんでしょうか…。
当時はEOSの1Dは高画素の1Dsと、APS-HというフルサイズとAPS-Cの間大きさのセンサーを積んだ動体撮影用の1Dにわかれていました。
野鳥では1D mark IVを使っていた方が多かったように思います。
APS-H 1600万画素ということでそんなに画素ピッチは狭くありませんが、EOS 5D mark IIよりは若干精細かなという感じですかね。
APS-Cは焦点距離的にx1.6ですがAPS-Hはx1.3です。
今思うと…APS-Hで画素数がもう少しあれば野鳥撮影的にはベストなのかもしれませんね 🙂
ゴイサギ
このサイズの野鳥になると、正直あまりL単である必要もない気はします。
EOS 1D markIV などの1D系は撮りやすいのもありますが、とにかく撮って出しが綺麗。
当時のCanonはそのあたりで明らかに1D系とそれ以外を区別していた気配があります。
正直このときはあまりゴイサギとか意識してなかったのですが、実は結構珍しいカモ 😛
後で調べたらどうもサギの群生地として有名だったらしいです。
尾山神社 (石川県)
キビタキ
EOS 1D mark IVとSIGMA 50-500がしっかりかみ合ってかなり濃厚な色乗りのキビタキ。
APS-C 3250万画素では実はこういう写真はなかなか撮れません。
精細な分、色乗りがどうしても厳しいところがあるので。
尾山神社は探鳥にはあまり向かないかな…?
そんなに広くありません。
越前町立福井総合植物園 プラントピア (福井県)
エナガ
エナガ饅頭。
これまで野鳥を撮影してきた中でもかなりお気に入りの写真です。
夕方だったはずなのでかなりノイジーですが、今のRAW現像ソフトならかなり綺麗ですね。
この場所はもうずいぶん行っていませんがカワセミもいるらしいです。
もちろん入園料もかかります。
コゲラ
この場所はよくいる小鳥軍団が主ですが、
エナガ饅頭に出会えたせいか妙に印象深い場所です 🙂
京都植物園 (京都)
カワセミ
京都植物園のカワセミは有名なので特には伏せません。
つい先日行きましたがカワセミはまだいましたので、撮れるとは思います。
近年までいた大砲を構えた方々はいなくなってますね。
途中で三脚がNGになったりはありましたが、なにかあったんでしょうか?
大砲持ち込み不可になったとかはないでしょうが、行く前に調べた方がいいかも。
京都植物園は池ですが、こうやってみると池の場合は結構近くの枝に止まってくれることが多いので、普段行っている川とはまた違った感じの写真が多いです。
ただ、川よりも飛び込み撮影の距離が遠い場合が多いので、飛び込みを撮るのは大変かもしれませんね。
卯辰山? (石川県)
ミソサザイ
竹藪でとにかく暗かったのですが、至近距離。
当時のRAW現像ソフトでは救えませんでしたが、CaptureOneでの現像で生き返りました。
流石にここまでピクセル数が残っているとなんとでもなりますね。
しかしSS1/30…いまならともかく昔の手振れ補正やAF性能でよくここまで撮ったものです。
補正なしだとEV -3くらいじゃないでしょうか..。
尾羽がピンとしていてGood。
ミソサザイはかなり好きな鳥なのですがなかなか巡り合えないですね…。
現在のCaptureOne使うととても綺麗ですね。
EOS 1D mark IV恐るべし…。
まとめ
この時期にとうとうEOS 1D系に乗り換えています。
使った瞬間にあまりの撮りやすさに愕然とした記憶があります。
当時のCanonのボディは明らかに値段によるランク差が凄かったですね。
今はR7で少しランク破壊のようなものが起こってますが。
あと若かったのもあって、いろんなところを訪れていますね。
今は行く場所が固まってきてしまっているので、初心にかえりたい今日この頃。
舳倉島にも下見的に1度行ってたのが、かなりびっくりです。
また鳥撮りが不調な時は過去RAWでもCaptureOneで現像することにします。
この時点でSIGMA 50-500mmには限界を感じていたので、次からはとうとう大砲と相成ります…。