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EOS R7 ファーストインプレッション

R7が届いたので早速昼休みを利用して撮ってきました。
15分くらいしか時間がなかったのでスズメですが 🙂

現時点で、メイカー横断でもR7 + RF100-500は野鳥撮影のベストチョイスと言ってしまってよさそうです。

この装備サイズ感、重量でここまで撮れる機材は過去なかったように思います。

スズメ

10m~15mレンジ

▼ノートリ
▼被写体でトリミング

▼顔トリミング

Canon EOS R7 500mm ƒ/7.1 1/500s 800 

とりあえず、10m~15mレンジのはず。
R5だとディテールが潰れてトリミング無理だったのが全然OKですね。
もちろん手取りです。

AFもこの距離で鳥認識が食いついて離しませんでした。

4Kモニタでみて、流石に顔までいくと厳しいですが、この距離の写真はまず被写体トリミングくらいまでなので完全に合格点です。

実はスズメの羽毛って淡いのもあって解像させるの結構難しいんですよね。

至近距離レンジ

Part.1

▼ノートリ

▼顔トリミング

Canon EOS R7 500mm ƒ/7.1 1/500s 320 

Part.2

▼ノートリ

▼顔トリミング

Canon EOS R7 500mm ƒ/7.1 1/500s 320 

ここまで近距離で撮れることはほぼないのでアレなんですが、まさに求めている解像度です。
大事なのはフレームにこのサイズでいれれば、スズメサイズの鳥の羽毛は完璧に解像できるという点。

RF600mmF4L + Extender x1.4ならば至近距離じゃなくてもこのくらいのサイズには入れられますのでいけそうかなという感じ。

ヒヨドリ

暗所(蝉食べててちょっとグロいです)

▼ノートリ

▼被写体トリミング

Canon EOS R7 500mm ƒ/8 1/500s 1600 

セミみたいなのをパックリいってるのでちょっとグロいですが。

暗所でISO1600。ISOというよりは暗所というのがきつい感じですね。
これはR7がどうこうというよりはRF100-500のF7.1という口径の小ささが大きく影響してそう。

ただシャッキリ感はあります。
高ISO撮影はまた後日。

ファーストインプレッション

控えめに言っても野鳥撮影はRFマウントならR7以外ありえないいう感覚。

唯一心配だったのがRF600F4L IS USMのような単焦点以外、つまりズームレンズのRF100-500で解像するかどうかという点だったのですが杞憂でした。

以下、所感です。

項目 所感
解像度

期待通り

90Dの時にも綺麗に撮れるのは確認していましたが精細で非常に綺麗。
特筆すべきはズームレンズのRF100-500でも非常に綺麗に解像するという点。
まぁ…R7の倍の値段のレンズですしねw

手振れ補正 非常に優秀

これはレンズも影響するのですが、手持ちでこの解像度で全く問題ありません。
90Dの時はとにかくブレによる歩留まりが悪かったのですが完全に解消されてます。

AF:物体認識

かなり優秀

R5 APS-Cクロップでは野鳥をかなり大きくフレームに入れても認識されないことが多かったのですが、R7では全く問題ありません。
鳥が小さくフレームにいる状態でも認識してくれます。

トラッキングの仕組みにも影響を受けていると思いますが
R5のようにわけのわからないところにピントが行くことは皆無でした。

AF:トラッキング かなり優秀

これはR3譲りのアルゴリズムでとても優秀でした。
α1もそうだったのですが「物体をトラッキング」してくれるので、草の後ろに多少隠れてもずっとトラッキングしてくれます。

R5では「全体から物体を探してそれにピントを当てる」ような感じで、追従してくれるというよりは物体として認識したものにピントが合う挙動なのですが、α1などでは「選択AFエリアでまず物体を認識、それをトラッキングして、その物体に対して瞳AFしてくれる」感じで、これはR7も同様でした。

正直、これは近年の野鳥撮影でのゲームチェンジ要素と思っているので、一度使うともうこれなしでは撮れませんw

しかしついこの間80万円のα1で感動していた機能が18万円でかつ超高解像度で使えるとは…R7最高すぎる。

AF:初動
まだ不明

カワセミなどで大事なのはAFが素早く合うか。
これはまたカワセミを撮って検証します。

ISO耐性
まだ不明

どうしてもISO耐性って暗いところで撮った結果を見ちゃってますので、暗いところはそりゃ綺麗に撮れないよねってことが多いです。

明るい場所でSSを上げた結果としてISOが上がったときにどうかが大事ですので、またこれは追って検証します。

連写 音がかなり大きい、電子シャッターも使用

野鳥撮影では結構問題なのですが、かなりメカシャッター音が大きいです。
常にメカシャッターというわけにはいかなそうなので、普段は電子シャッター、激しい動きものを撮るときにはメカシャッター、もしくは飛び出しを撮る場合は電子シャッター(RAWバースト)という使い分けがよさそうです。

操作性
ダイヤル2つは案外厳しい

まぁMで撮ってる人だけと思いますが、Tw、Av、EV(露出補正)の3つをダイヤルにあてたいので2つだとちょっと足りない感じ。

露出補正なんて左右ボタンにあてられると良いのに、設定できないんですよね。

そんなわけで仕方なくTwベースで、露出補正をダイヤルにセット。
Avに関してはシャッタースピードで制御というアクロバットで行くことにします。

RF100-500が暗いレンズなこともあって露出補正は変えること多いんですよね。
逆にAvに関しては環境的に余裕があってクッキリ撮りたいときだけなので、まぁ最悪シャッタースピード下げれば勝手に上がっていきます。

ミラーレスAFの罠について

こちら、予想通りでトラッキングアルゴリズムが変わって大外しすることがなくなったのでかなり解消されています。

EOS R5の時は鳥認識しようと思うと全エリアからしかできなかったのでAF-ONボタンに「鳥瞳AF」を当てて、シャッター半押しでAF、そのままAF-ONボタンで鳥瞳AFするものの、大きく外してよくわからないものにピントが合うというパターンが非常に多かったのですが、それが起こりません。

EOS R7では、シャッター半押しでAF、逆にAF-ONボタンでAFをOFFにするように設定しています。
MFが完全にいらなくなったわけではないので通常はシャッターボタンでAFして、どうしても合わないときはAF-ONを押しながらMFしてシャッターを切る感じですね。

初めの掴みのAFエリアはゾーンが確率的に一番良い気がしてます。
ゾーンで合わなければスポット1点まで狭くしてみて、それでだめならMFですかね。
その間もフレーム内のよくわからないものにピントがいかないのでストレスはあまりありません。

おそらくですが、サーチ駆動にもやはり改善がいれられてます。
ピントが合わなくて仁王立ちする場面がほとんどなかったのでMFは最終手段になりましたね。

もちろんスポット1点などが全然合わないのは変わりません。
このあたりは何とか解消してもらいたいですが(クロスセンサー、クアッドCMOS待ち?)、ピントを合わせるのに10秒かかってしまうような状況からは抜け出せたと思います。

いやぁ…期待以上で良かった 🙂

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