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EOS R5 mark IIで野鳥撮影 5ヶ月レビュー&撮影のコツ

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EOS R5 mark II 野鳥撮影で使いづらい所

プリ連続撮影の瞬時切り換えができない


Canon EOS R5m2 840mm ƒ/8 1/4000s 1250 -1EV 

プリ連続撮影のON/OFFをボタンで一発で切り替えられないのがかなり微妙。

EOS R1のレビューでも同じことを言ってたプロがいたので、これなんとかしてくれないですかね 😛

EFレンズだとAFがかなり遅く感じる?


Canon EOS R5m2 600mm ƒ/5 1/4000s 1600 -1EV 

これはAFの性能が向上した裏返し的なとこがあると思うのですが、当然ながらEFレンズで使った場合にかなり遅く感じます。

Canon的にもミラーレスのフラグシップのEOS R1を発売したし、RFレンズのラインナップも充実してきたからもうEFレンズから移ってくれということなんでしょうけど。

まぁこれまではRFレンズを使っても総合的にAF性能がもう一つだったため、あまり気になってなかっただけですがEFレンズ時のサーチ駆動の遅さは既に悪意すら感じますね 😛 わざとやってる?

EOS R5 mark IIを本格的に使っていくなら、そろそろRFレンズへの乗り換えを考えた方が良いかもしれません。

ブラックアウトフリーが表示Simulation固定


Canon EOS R5m2 1200mm ƒ/8 1/2000s 250 -2EV 

ブラックアウトフリー撮影をONにすると、表示Simulationが「露出+絞り」に固定されます。

「何が困るの?」って話なんですが、ぶっちゃけファインダーは一眼レフ同様で表示Simulation「なし」が一番見やすかったりします。

この写真は青空バックだったのですが、このあと逆光になった時にフレーム内が全てホワイトアウトしてどうにもならなくなりました。

また逆にカワセミなどではEVをマイナスにして撮ることが多く、ファインダーから覗くとかなり暗い像になってしまいます。

ブラックアウトフリーじゃなくてもそんなにファインダー像は乱れないので、AFに使われるイメージを絞った状態にする必要がない場合は今はOFFにしてます 🙁

EOS R5 mark II 野鳥撮影のコツ

高ISOを恐れない


Canon EOS R5m2 840mm ƒ/5.6 1/4000s 8000 -1EV 

EOS R5 mark IIはかなりISO耐性が高いので、思い切って高ISOで撮ってもDxO PureRAWもあわせて現像すれば、しっかりディテールが残っている場合が多いです。

センサー性能のセクションでも書きましたが、EOS R5 mark IIってフルサイズ4500万画素なので、順当ならEOS R3とEOS R7の丁度中間くらいの性能なはずなのですが、かなりEOS R3に近い性能をしているのでR3やR7より解像力と画質のバランス的に有利なんですよね。

こういう「順当じゃないミスマッチな高性能」はそのボディの強みですので、撮影に利用しない手はありません。

これまで諦めていたような暗い場所でも動体撮影できますし、カワセミ撮影ではより絞って撮れますので有効に使いましょう。

AFエリアは狭くてもOK


Canon EOS R5m2 600mm ƒ/5 1/4000s 3200 -2EV 

これも上のAF性能で説明しましたが「サーボAF中の全域トラッキング」をOFFにすることで、カワセミなどの小さくて素早い被写体を撮影するのが非常に楽になります。

レンズの焦点距離にもよるのですが、焦点距離600mmで被写体距離15m~20mくらいならばAFエリアを中央1点から少し広げたくらいで撮影しても問題なくカワセミや水柱や水しぶきを掴んでくれます。

逆に広くした場合はどうしても岩や水面の落ち葉などを掴みがちになりますので、想像よりAFエリアを狭くしてみると効果的なんじゃないかと思います。

動物検出できた場合にAF精度が跳ね上がる


Canon EOS R5m2 600mm ƒ/5.6 1/400s 640 -1EV 

これはミラーレス全般ではあるのですが、スポット1点で動物検出なしなどで撮る場合はAF精度が低い場合が多いです。

ですが、動物検出や瞳検出ができた場合はAF精度が跳ね上がってほぼガチピンで撮影できます。

茂みの隙間などでどうにもならない場合はあるのですが、できる限り動物検出できるように工夫して撮影するのが大事です。

EOS R7なんかで撮ってると、いかにして瞳AFを発動させるかがガチピン撮影の鍵だったりします 😛

プリ連続撮影を活用する


Canon EOS R5m2 840mm ƒ/5.6 1/4000s 1600 -2EV 

EOS R5 mark IIでは、プリ連続撮影のデメリットがほぼなくなりました。

プリ連続撮影はRAWバーストではなく通常のRAWファイルでの保存になりますので、本当に「先行連写」している感覚です。

プリ連続撮影していてもそのまま普通の連写に移行できますし、その過程でシャッターを押しなおしても「通常の連写」です。

私は常にプリ連続撮影をONにして、少しでも撮影の確度を高めるようにしています。

撮影中に結構多いのが、「ピントがあってからシャッターを切ろう」と思ってシャッター半押しにしてAFを発動させてるのですが、「ピントがあった!」と思ってシャッターを押したと同時に鳥に飛ばれてしまって残念なことになるパターン。

わずか0.1秒もないくらいの時間なんですが、本当はピントが合っていて撮れるタイミングが一瞬あったにも関わらずシャッターを押し込むまでの人間側の反射や、レリーズタイムラグで撮影に失敗してるパターンですね。

EOS R5 mark IIはR1やR3と違ってレリーズタイムラグの最適化ができませんので、プリ連続撮影を使って回避してます。

もちろん撮影枚数が増えますので後で大変…というのはありますが、撮れてないよりマシという感覚です。

既に何度も助けられていますね。

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