はい、飽きもせずいくつかのポイントをまわってきました。
カワセミ
カワセミ課長
とまりもの
今日も今日とて。
もともと「カワセミ課長」という呼び名は重役出勤で午後から現れることが多かったことが由来なのですが、最近は常駐。
まぁ3~8月に長い育休はとってるのでこのまま課長と呼び続けることにします 😛
後で書きますが、EOS R5 mark IIのAF設定で判明したことがあったので設定見直し。
とまりもの撮影のピントも安定して、精度も上がったので良い感じですね。
今日も枝葉の隙間からこちらをチラリ。
カワセミって人間の識別はできるんだろうか 😛
飛び込み1
背景が近かったのと厳しいディテールをしてたので「これは流石に無理かな」と思ったのですが、ちゃんと撮れてますね。
多分カワセミにはAFいってませんが 😛 撮れてりゃいいんです
SS1/4000だとそれなりに明るくてもキツイなぁと。
飛び込み2
これはほぼ失敗。
カワセミが完全にAFフレームから出ちゃってました。
それでもなぜか1コマだけは合ってくれるピント 😛 サーチ駆動中ですね
幼鳥
今日はいつもと違う場所で幼鳥をみました。
昨日の幼鳥と同じ個体なのかも私には見分けがつきません 😛
小鳥の群れ
コサメビタキ
今日は久しぶりに別の探鳥地…というか新規探鳥地開拓をしてきたのですが、そこで出会った小鳥の群れに混ざっていました。
今の季節は渡りで小鳥の群れにいつもと違った種が混ざってるので要注意。
このコサメビタキも100枚近く撮って数枚だけガチピンで「安定しないなぁ」と思いつつ。
ヤマガラ
これも後で説明するAF設定を変更する前に撮ったのですが、現地で「シャッキリしないなぁ」と。
RF200-800mm F6.3-9 IS USMは距離20m以内ならシャッキリ撮れてたはずなのでなんでだ?と頭をかしげつつ。
これより下に貼ってる写真は設定見直し後なので全部ガチピンです。
シジュウカラ
AFってほんのちょっとでもズレるとフルサイズ4500万画素やAPS-C 3250万画素では大惨事です。
設定を直して「まぁそうだよね」とほっと一息。
メジロ
以前、「瞳AFで瞳を検出してるのにうまくピントが合わない」という話をしていましたが、それも今回一緒に解決できました。
枝に隠れている状態ですが、瞳に一発ガチピンでOKですね。
エナガ
虫が巣にしている木のコブの前で、所有権をめぐる話し合いが行われていました 😛
これ撮影角度は全然違ってアクロバットな体勢なのですが、おさまりが悪かったので回転。
最近あまりエナガのいる場所に行ってなかったので久々ですね。
この時期は平地の小鳥の群れに大量に混ざっているので撮り放題です 🙂
EOS R5 mark II AF検証
ここ数日「なんかウォブリングのような症状が起きる」と書いていましたが、恐らく原因と対処方法がわかりました。
「瞳を検出してるのにAF精度が低い」というのも同原因のようですので合わせて解決。
いつものことながら、仕事でやってるわけじゃないので間違ってたらすいません 😛 ヒント程度と考えてください
EOS R5 mak IIのトラッキングについて
EOS R3やR7では掴んでいる被写体をAFエリア外でも追尾する機能をトラッキングと呼んでいて、トラッキングは通常のAFとは分離された機能でした。
サーボAF特性の中に「被写体追従特性」があるのに、「追尾する被写体の乗り移り」という設定が別であるのはそのせいです。
Canonのマニュアルはいつもながら不親切でかなり戸惑ったのですが、EOS R5 mark IIではトラッキングが通常のAFに融合されています。
ですのでEOS R5 mark IIでは「被写体追尾(トラッキング)」や「追尾する被写体の乗り移り」という設定がなくなって、「サーボAF中の全域トラッキング」だけになっているわけですね。
EOS R5 mark IIのAF挙動
「被写体検出」と「サーボAF中の全域トラッキング」の組み合わせでサーボAFの挙動を変えられるようですので、まとめておきます。
被写体検出 | サーボAF中の全域トラッキング | サーボAFの挙動 |
あり | ON | 従来のEOS R3やR7のトラッキングAFに近い挙動 |
あり | OFF | AFエリアで範囲を絞ったトラッキングAF |
なし | ON | 構図からカメラが被写体を自動判断してトラッキングAF |
なし | OFF | 従来の一眼レフに近いAF動作 |
そういえば「被写体検出」なしの場合は「瞳検出」はグレーアウトされてONにできないようですね(当然ですが)。
EOS R5 mak IIでのトラッキング調整
じゃあ、EOS R5 mark IIで「追尾する被写体の乗り移り」の設定はどうやったらいいの?って話ですが、通常のAFにトラッキングが融合しているわけですので、サーボAF特性の中の「被写体追従特性」がそれにあたるという事のようですね。
EOS R5 mark IIを使い始めてすぐ「EOS R3やR7と違って妙にトラッキングが途切れるなぁ」と思っていたんですが「被写体追従特性」が「粘る」じゃない場合、そういう挙動になるように思います。
多分ですがEOS R3やR7で「追尾する被写体の乗り移り」を「しない」に設定するのと、EOS R5 mark IIでサーボAF特性の中の「被写体追従特性」を「粘る」にするのは似たような意味合いな気がしますね。
ウォブリング的な動作と対策、AF精度
で、本題ですが、なんでウォブリングのような動作がおこるの?って話ですけど、恐らくサーボAF特性の中の「速度変化に対する追従性」を高くしていたのが原因じゃないかと。
EOS R3やR7ではこの設定はトラッキングにはあまり影響を及ぼさなかったと思うのですが、EOS R5 mark IIではトラッキングや動物検出も通常のAFの一部ですので、この設定が動物検出やトラッキングにも影響を与えていると思われます。
この設定が+2だと被写体は乗り移らないものの、急な速度変化に備えて常に顔や瞳の検出エリアを更新し続けてるような挙動になってそう。
なので、結果としてとまりものでは瞳AFがブレまくると。
とりあえずとまりもの撮影時は「速度変化に対する追従性」を-2にして試していますが、いまのところ安定していますね。
ほぼ100%ガチピンで撮れてるので、この設定はとまりものでは必須かも(-2が良いかどうかはわかりませんが)。
というかEOS R3やR7でもほぼ100%ガチピンだったので、ようやく直せた感じ 😛
まとめ
ロケーション
このカワセミポイントは周囲にも池があるのでそのあたりもまわったりしてたのですが、幼鳥を他の池で発見したので幼鳥はそこからカワセミ課長の池の方にフラっとやってくる模様。
なので共生というか、住み分けできてる感じかなという気もしてきました。
フラっとやってきたのを課長に見つかったら怒られそうですけどね 😛 キレる親父
EOS R5 mark II
カワセミ撮影
今日は1回だけ完璧にピントが合わない現象が起こりました。
EOS R3やR7ではよくみたやつですね。
とまり木が見えなかったので水面で待ってたのですが、やっぱりこういう撮り方は一眼レフが高性能と思いますね。
ただ上で書きましたが、「被写体検出」「サーボAF中の全域トラッキング」共にOFFにすると、EOS R7でもやっていた被写体の検出もトラッキングも行わない撮影ができるようですので、次回はそれで撮れるか試してみます。
ピント精度やウォブリング的な挙動の解決
今回の検証でこれまで気になっていた「ピント精度」や「ウォブリング的な挙動」について解決できた気がします。
RF200-800mm F6.3-9 IS USMも1度修理にだしているので、何が原因か切り分けが難しかったのですがAF設定の問題でしたね。
「いくらクロスじゃないからって精度低すぎない?」って感じがしてて、解決できなかったら致命的かもなと思ってたので一安心。
設定を見直して小鳥の群れを撮影してみた感じ、ほぼ全てガチピンだったのでおそらくこれで大丈夫です。
逆に動体撮影時も「速度変化に対する追従性」を+2にしておいて大丈夫か?という疑問はあるので、そこはまた検証。
設定画面の見た目はほぼ一緒で、意味合いが変わってるとか本当にやめてほしいですね 😛
RF200-800mm F6.3-9 IS USM
RF200-800mm F6.3-9 IS USMをEOS R5 mark IIで使い始めて「あれ?こんなに解像力なかったっけ?」って思う事が多かったのですが、EOS R5 mark IIでサーボAF特性の設定が変わったせいでガチピンで撮れてる事が少なかったのが原因だったようです。
今日のコサメビタキもですが、綺麗に撮れてる時は撮れてたのでかなり謎だったんですよね。
設定変えてからはガチピンばかりで、全体の解像度も大きく向上して満足のいくものになってます。
これでDxO PureRAWがあればEOS R5 mark II + RF200-800mm F6.3-9 IS USMは超オススメ機材なんじゃないかなぁ 😛
さて、楽しい3連休が終わりました。
明日あたりにDxO PureRAWの対応くると思ってますがさて…。
期待して待ちましょう 🙂 次の週末も3連休
この3連休中のカワセミ記事はこちら