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EOS R1 正式発表 スペック確認

はい、とうとうR1のスペック詳細が公開されましたね。

EOS R1

開発発表 EOS R1:レンズ交換式カメラ・レンズ
新開発の映像エンジンシステムにより⾼性能AF・⾼画質を実現した「EOS Rシステム」初のフラッグシップ機「EOS R1」の開発発表ページです。

スペック一覧 (野鳥撮影に関係するもの)

センサー フルサイズ 2420万画素 裏面照射積層 CMOSセンサー
連写速度 メカ 12コマ/秒
電子 40コマ/秒
最大シャッター速度 電子 1/64000秒
AF性能 デュアルピクセル Intelligent AF (AI用のCPUのDIGIC Acceleratorを使ったAI-AF)
プリ撮影 あり (過去20コマ、RAWバーストではなく個々のRAWファイルとして保存)
EVF 約944万ドット
LCD 約210万ドット
視線入力AF あり (EOS R3の倍の60FPS)
ブラックアウトフリー 対応
重量 1115g

発売日など

発売日 2024/11
価格 108万9000円(定価)

所見

センサー

はい、センサーについては噂通りで「フルサイズ 2420万画素 裏面照射積層 CMOSセンサー」ですね。

クアッドピクセルか?という話もありましたがデュアルピクセルで、分け方が縦横の画素が混ざっているような感じの様です。

なんとなくイメージ画像を見る感じベイヤー配列的に多めの緑を偶数列は横、奇数列は縦といった感じでわけてるようですね。

クアッドピクセルは画質に与える影響やなんかも考えると厳しそうですし、これでクロスAFの効果があるならばい判断のように思います。

ただ、野鳥撮影では多くの場合は2420万画素は物足りない場合が多いので、基本的にはスポーツ記者向けかなという感じ。

AF性能

AF性能については、大体予想はしてましたがAI用のCPU(GPU的なもの)を積んでAI性能を高めた上での「被写体の検出」と「被写体の追従」の性能向上をしてきましたね。

正直、EOS R3世代のCanonのAFは未完成感が半端なかったので期待したいと思います。

そしてこれですね。

これまであまり言及されてなかった気がしますが、ようやく「瞳、顔、全身などパーツごとの検出ができる」と明記されていますね。

これによって鳥が枝の後ろにいたり、カワセミが飛び込み中で中途半端な形に見えていても検出できることを期待します。

AIによるノイズ除去とアップスケーリング

前にDxO PureRAWのノイズ除去やPhotoshopのアップスケーリングの検証で書きましたが

EOS 1DX3,R7で野鳥撮影 AI系のRAW現像検証
世の中はChatGPTで盛り上がっていますが、写真の方の加工もAIで盛り上がってますね。 前回Photoshopのスーパー解像度が効果的だったので、その他のソフトウェアも試行錯誤していきます。 4KモニターのPCで見ることをオススメしま...

予想通りAIによるノイズ除去と、アップスケーリングをカメラ内現像、またはDPPでできるようにしてきましたね。

性能はどうかわかりませんが、DxO PureRAWやPhotoShopのアップスケーリングのようなものがCanon純正でサポートされたと考えて問題ないんじゃないかと思います。

AIって書くと過剰に反応する人が多いので、ニューラルネットワークとかディープラーニングとか名前つけてますがAIです。

アップスケーリングはともかくDxO PureRAWでのAIノイズ除去はこのブログでも何度も紹介していますが、ゲームチェンジャーと言って過言ではないくらい凄まじい効果なのでカメラメイカーが無視できるわけないですよね。

DxO PureRAW必要ないとか騒いでた人達も、Canonが純正でサポートしたら180度態度がかわるんだろうなと思いつつ、これは大歓迎です。

プリ撮影

はい、ようやくきましたね。

これまでのプリ撮影は処理速度を稼ぐために、RAWバースト(1個のファイルに連写中の画像すべてを保存する)という形でしたが、今回からは独立したRAWファイルで保存されますので、非常に使い勝手がよくなっています。

20コマという事なので連写速度が40コマ秒ならば0.5秒、20コマ/秒ならば1秒さかのぼって保存されます。

実際に野鳥撮影をしていると、0.5秒以上遅れてシャッターを切ってしまう事は稀なので十分じゃないでしょうか。

視線入力AF

これは実際に使ってみないと未知数です。

EOS R3では遅くて使い物になりませんでしたし、そもそもが野鳥撮影では素早くAFフレーム自体を動かすという事にあまり意味がなくはあります。

EOS R5 mark IIにも搭載されていますし、Canonが自信満々でおしてきているので期待はしたいところです。

まとめ

EOS R1は噂通り2420万画素ということで、EOS R3の完全上位スポーツ記者向けボディという感じですね。

事前にDGOとかQuadPixelとかいろいろと噂がありましたが、妥当な性能に落ち着いたなという感じ。

プロ用の実直なボディという印象です。

カワセミ撮影などでは良いでしょうが、レンズの解像力がそこそこある場合は4500万画素~5000万画素のボディと比べるとExtender x1.4分くらい解像度が違うので、ほとんどのケースで野鳥撮影には物足りないのではないかなと思います。

もちろん、普段からそんなにトリミングしない人にはベストボディなのは間違いありません。

わたしはEOS R3をしばらく使っていてやはり解像度が足りないなというのを痛感したので、R1については見送るつもりです。

 

さて、発売前に実機をカワセミ撮影で使用するプロも出てくると思いますので、レビューを楽しみにして待ちましょう 🙂

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