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2024年 4~6月 滋賀 夏鳥まとめ

初夏の鳥まとめ

さて2024年も梅雨に入りましたし、夏鳥の飛来も一段落しつつありますね。
今年撮った写真と共に初夏の探鳥をまとめたいと思います。

まとめておかないと、来年の夏にまた「いつ頃どうだったっけ…」となりそうなんですよね 😛
来年以降の参考にでもしてください。

私は朽木に行くことは多いのですが、この記事に関しては滋賀のいろんな場所で撮ったものです。

あと、滋賀…特に北部は近畿の中では渡り鳥が飛来するのがかなり遅い場所ですので、大阪城公園あたりに飛来情報があってから、1~3週間遅れくらいで飛来することが多いですね。

4/17 コサメビタキ、サンショウクイ

まだかまだかと探し続けていた夏鳥を、ようやく発見できた日、今年の夏鳥記念日です 🙂

なんとなく、例年より1週間ほど遅いかな?という印象はありました。

コサメビタキ


Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/640s 125 +1EV 

私の感覚では、コサメビタキは他の夏鳥よりは少し早めに飛来する気がします。

ただ渡りの時期はよくみかけるのですが、しばらくするとぱったりと姿を見なくなってしまいますね。

Canon EOS R7 800mm ƒ/11 1/400s 100 -1EV 

この時期は、ビタキ系がいるなと思ったら大体コサメビタキですね。

私はあまりコサメビタキを頑張って撮ろうとしたことがないので、いまだにコサメビタキの鳴き声がわからない不届き者デス 😛

サンショウクイ


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 320 +2/3EV 

サンショウクイは、滋賀にはコサメビタキと同じようなタイミングで渡ってくる気がします。

他に夏鳥がいないこの時期はセットで撮影できることが多いです。

Canon EOS R7 800mm ƒ/10 1/200s 320 -1EV 

私の感覚では、サンショウクイは撮ろうと思って撮るというよりは、たまたま近くにとまってくれたら撮れる鳥です…。

もちろんサンショウクイが集まる木もあるのですが、なんだか毎年違う気がしますね 😛

リュウキュウサンショウクイ

Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/200s 640 -1.3EV 

これは余談ですが、かなり前に滋賀で撮ったサンショウクイの写真の中にリュウキュウサンショウクイが混ざっていました。

正直な所、撮影現場で出会った鳥の種類しか憶えないので何かが混ざっていても全くわからないのですが、今度からサンショウクイを見つけたらリュウキュウ~かどうかくらいは判別しようかなと 😛

4/19 キビタキ、クロツグミ

4/19は滋賀の朽木ふれあいの里跡地では夏鳥と冬鳥がどちらも撮影できる、最高の探鳥日でした。

キビタキ

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/400s 1000 

夏の渡り鳥の代表格は…私の印象ではこのキビタキですね。

そして何より黄と黒という♂の見た目は、探鳥地の雰囲気を一気に夏に変えてくれます

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 800 -2EV 

ビタキ系の中でも特に人に対しての警戒心が薄く、秋の渡りまでずっとお世話になります。

相方がみつからないのか、毎年8月の酷暑でも囀っている個体を見かけるので心配になりますが。

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 3200 -1EV 

逆に、キビタキの姿を見なくなると「冬鳥シーズン開始か~」と思っちゃいますね。

わりかし夏鳥の中では最後まで居残ってくれている気がします。

クロツグミ

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/400s 320 -1EV 

クロツグミは警戒心がかなり強い鳥のように思います。

地面に降りて虫をついばむ鳥で、距離3040mくらいでも逃げだすことが多いですね。

Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/200s 800 -1EV 

鳴き声が独特なのでいるのはすぐにわかります。

朽木で繁殖しますので、クロツグミも秋まで長いお付き合いですね。

5/2 オオルリ

毎年思うのですが、ゴールデンウィークは少し渡りが落ち着いて、滋賀では出かけてもあまり鳥に出会えない事が多いタイミングだったりします。

この時期はどちらかというと渡りの中継点の方が賑わいますね。

オオルリ

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 640 -1EV 

私の感覚では朽木ではキビタキの後に入ってくるような感じ。

キビタキほどフレンドリーでもないし個体数も少ない(ハズ)なので、キビタキを先に見つけられるだけなのかもしれませんが。

Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/500s 500 +1/3EV 

オオルリは5月が終わると朽木ではあまり姿をみなくなる印象。

渡りの時期によく表に出てくるというだけで、一応どこかにいるんでしょうけど。

5/10 サンコウチョウ

サンコウチョウがやってくると「そろそろ本格的に暑くなるな」という感覚。

渡り鳥は渡ってきてすぐが一番撮りやすいので、固めて撮影に行ってました。

サンコウチョウ

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 800 

インパクトのある見た目な上に、「ジュ」「ピヨロピ」「ホイホイホイ」という独特な鳴き声で、バーダーに大人気のサンコウチョウ。

実は朽木ではかなりの個体数が繁殖しているので、出会える確率がかなり高いです。

なにより声が大きいのと、優雅にフワフワ飛ぶので見つけやすいですね。

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 160 -2EV 

警戒心が薄い鳥とはいえ、追い回すとその探鳥地からいなくなってしまいますので優しく見守りたい鳥です。

追い回すよりは飛んでいく方向に先回りして静かに待っていた方が撮影しやすいです。

後はオスが特に尾羽が長いので、そもそも距離は少し長めにとった方が良いですね。

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 3200 -1EV 

朽木ではサンコウチョウはよく撮れるのもあって、私は人気のある尾羽の長いオスよりメスの方が好きだったりします 🙂

目の青い輪などはそのままに、羽は茶色くてオスよりカラフルで、それでいてまとまりが良い鳥ですね。

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 320 

そして、この愛嬌ある表情。

ちょっとこの写真は殿堂入りさせようかかなり悩んでいます 😛 あざとい

5/24 ジュウイチ、イカル

ジュウイチ

写真は石川県遠征時に撮ったものですが、この日に朽木で囀っているのを確実に聞いた(というか近距離で鳴きまくってた)ので貼っておきます。

カッコウ科のカッコウ、ホトトギス、ジュウイチ、ツツドリなどは托卵しますので、大体5月から声が聴こえ始めますね。

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 500 -2EV 

ジュウイチは名前の通り「ジュイチィ」ととても大きな声で鳴くのですが、この鳥も例に漏れず、なかなか見つけられない鳥です。

過去にここまで綺麗にジュウイチを撮れたのは初めてでかなり嬉しかった 🙂 おめめクッキリ

Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/200s 800 +1EV 

ジュウイチというか…カッコウ科はどれも撮影難度は高めです。

ツツドリなんかもあの鳴き声ですし、すぐ居るのはわかるんですが…まず撮れませんね。

イカル

Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/400s 200 -1EV 

朽木ではイカルは繁殖するので5月くらいからよく見られるようになります。

イカルほど、見た目と鳴き声にギャップがある鳥は珍しい気がします 😛

Canon EOS R7 800mm ƒ/9 1/400s 320 -1EV 

イカルも顔に似合わず(?)警戒心の強い鳥で、近づこうとするとすぐ逃げてしまいます(主観)。

6/2 アカショウビン

滋賀ではいろんな場所でアカショウビン自体は鳴いているので、何度も鳴き声を聴いたことがあると思います。

ただ鳴き声は聴こえはするのですが、とにかく撮影できないのがアカショウビンではないでしょうか。

アカショウビン

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/250s 100 +1EV 

さて…私が最も好きな鳥、みんなも大好きアカショウビンです。

今年はアカショウビン運がそれなりに良いのか何羽か撮影させてもらえました。

遠くまでいかなくても、案外身近にもいます。

ただ探鳥地以外って入り込むのが厳しい山の中だったりしますし、いても撮れない事が多いですね。

Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/200s 2500 -1EV 

アカショウビンはやはり真っ赤なくちばしが特徴的で、同じブッポウソウ目のカワセミやブッポウソウヤマセミと比べると随分大きく感じますね。

ワライカワセミほどではないですが、なんとなくニヤリとしているように見えます。

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 800 +2/3EV 

これは距離的にはかなり近くで撮らせてくれたのですが、枝の隙間からギリギリ…です。

とにかく顔だけは枝被りしないように気合で位置調整しながら撮影。

Canon EOS R7 800mm ƒ/10 1/200s 1250 +2EV 

これは珍しく、それなりの距離で見晴らしの良い場所で撮らせてくれました。

この日は小雨が降っていてザワザワしていたので見逃してくれた感じでしょうか 😛

アカショウビンの発見を難しくしているのは、何と言ってもこの徐々にか細くなっていく鳴き声。

距離と高さ、方向のすべてを見誤りがちです。

今年はもう少しだけ追いかけようと思ってるので、精進します 😛

まとめ

ロケーション

去年は全国的にヤイロチョウが多かったりブッポウソウもみかけたりで賑やかでしたが、今年は特にそういったこともなく(私の周りでは)例年どおりくらいの感覚

一部で珍鳥がいるという噂も聞くのですが、鳥屋情報を仕入れていない身としてはどこ吹く風 🙂 知らない事は気にならない

やはり鳥の情報は、ネットで調べられる範囲か現地でちょっと聞くくらいが丁度良いですね。

最近は早朝から夕方くらいまで大砲を抱えながら1日10時間くらい歩き回っていたりして楽しく探鳥できてます 🙂

今年の夏鳥の数

なんとなくですがキビタキが例年以上に多いようには思います…探鳥地を歩けばキビタキにあたる 😛

サンコウチョウは…おおむね例年通りですが、去年とはポイントが若干異なっている感覚。
わかりやすい鳥なので見つけるのは簡単ですけど。

アカショウビンも例年通りかなという感じですが、あまり撮影しやすい場所では見ない気がしますね。
まぁ、それも含めて例年通り 😛

朽木のヤマビル

※この写真は、靴下の更に下にヤマビルの歯を通さないズボンの生地があって血は吸われてません

去年は全然雨が降らなくて35℃の日がずっと続くという酷暑で、ヤマビルや蚊が全然いない年でした。

で、今年は…という話なんですがヤマビルが去年のうっ憤を晴らすかのように大量出現しています 😛

これから梅雨で凄い数のヤマビルが出てくることが予想されますので、対策をお忘れなく。

最近はもう素手で掴んで少しヤマビルと遊ぶくらいには慣れましたが 😛

今後

さてこれから梅雨が7月中旬くらいまで続くわけですが、繁殖が早めの鳥は幼鳥が沢山でてきますし、逆に遅めの鳥たちは営巣、抱卵、子育てといった時期になります。

私は愛鳥家や自然保護的な考えはあまり持ってませんけど、自然の鳥を撮りたいので鳴き声をスマホで鳴らしたり餌付けや鳥用の何か設備を設置したりは絶対しません

ただ、営巣地を超遠距離から撮影するのは許容する方ですね…これがNGなら極端に言えばそもそも野鳥撮影という行為全般がNGかなと思うので。

このあたりの許容範囲は人それぞれですし、明らかに違法だったり明らかに公序良俗に反する事じゃないことについては、なかなかわかり合えないですね🥴 主観ですし

結局は自分の足で歩き回って見つけた自分だけの場所で、他の人には情報を漏らさず自分の許容範囲で撮影して公開するのが良いんじゃないかなと思ってます(かなり大変ですが)。

さて、あと1ヶ月もすれば暑くて野鳥を撮りに出るにも億劫な季節になりますね。
梅雨の蒸し暑さにも負けず、頑張っていきましょう 🙂

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