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EOS R7で野鳥撮影 DxO PureRAW4使用開始 ルリビタキ、ベニマシコ、シメ、ソウシチョウ、ウグイス他

はい…どうも週末は天気が悪いらしいので朝活してきました。

DxO PureRAW4使用開始

DxO PureRAW4のPrimeXD2で設定できるようになったパラメータ

DxO PureRAW3はパラメータ設定ができなかったのですが、PureRAW4では輝度とディテール強制という2つのパラメータを調整できます。

  • 明度: 画像内の粒子感を和らげます(既定値: 40)。 粒状感とディテールの保持のバランスに影響します。
  • ディティール強制 (DeepPRIME、DeepPRIME XD モードのみ): 使用するノイズモードを変更することで、ディテールレベルの閾値を決定します。 デフォルトでは「0」に設定されています。スライダを右に動かすと、ディテールがさらに引き出され、仕上がりの自然さが失われます。左に動かすとディテールは低減されますが、仕上がりはより滑らかになります。
処理ツールと設定 – PureRAW Guidelines

というわけでDxOのページを見に行ったのですが、日本語訳がいきなり「輝度」が「明度」になってますね。

相変わらずUIとか、外回りはどうしようもないソフトウェアです 😛

「PureRAW3のUIに無理矢理いくつか機能追加しました」みたいな感じで使用感的にもボロボロです。

いきなりヤバいと思ったのはこの「輝度」と「ディテール強制」をデフォルトに戻すボタンが見当たらないんですよね。

しかも保持されるので、このページに書かれてなかったら戻せないところでした 🙁

以下、それぞれのパラメータがどんなものかの検証。


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/400s 1600 -1.7EV 

貼ってる写真はEOS R7のISO1600でEV-1.7、かつかなり暗所だったのでコンディションの悪いものを使用しています。

輝度

左が輝度が最小の0、右が輝度が最大の100です。

よくあるやつですが、大きな数値にするほどノッペリする感じですね。

デフォルトが40ですが、このくらいがほどよいかなという印象。

左0、右40。

左40、右100。

ディテール強制

左が最小値の-100、右が最大値の100。小さいほど超ノッペリ。

いろいろ試してみたんですが、DxO PureRAW3ってディテール強制100くらいだった気がします。

マイナスに振ることはあまりなさそうですので、0~100までの間で好みでですかね?

とりあえず

これ系は、数枚の写真で試してもなかなかわからないので、しばらくはDxO PureRAW4で現像してみます。

ある程度の知見がたまったらまた投稿しますので、今日は調整できるパラメータの紹介程度で。

ルリビタキ

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 200 -2EV 

これはなんとなくルリビタキ♂の幼鳥ですかね?背中の方まで羽が青く変わりつつあります。

距離は14m、幼鳥なせいか思ったより近づかせてもらえた感覚。

「もうちょっといけるかな?」と思って数歩近づいたら、少し距離をとられてしまいました 😛

DxO PureRAW4での現像ですが、心なしヌケが良いですね。

ベニマシコ (枝被り)


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 100 +1.3EV 

はい…今日は枝被りDAYでした。

たまにあるんですが、何を撮っても枝被り…的な。


Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/200s 1250 +1.3EV 

メスも然り。

2羽ともすっきりした場所に出てこないかな?と思って待ってみたのですが残念ながら。

こちらも良好…なんとなく性能自体はPureRAW3と変わりませんが、しっかり調整できるのでCaptureOneで現像しやすくなってる感があります。

あと、全体的にヌケはよくなってる感覚…明瞭度的なのが少し向上してるかな?

シメ

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 400 -2EV 

いつもこのポイントで「何か飛んで行ったな…」と思ってたので、今日は通り過ぎる前に慎重に探したらオッサン顔の鳥が。

いつも飛んでる時にお尻のあたりに綺麗な模様があるので、何の鳥かなとは思ってたんですが謎がとけました。

しかしシメはクチバシのせいか、顔が大きく感じますね 🙂 オッサン癒し系

ソウシチョウ (枝被り)

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/400s 1000 -2EV 

はい…枝被りソウシチョウ様です。

相変わらず凄い声で鳴いていたので待ち構えて撮っていたのですが、なかなか出てきてくれず。


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/400s 1000 -2EV 

いるとこには沢山いるんですが、私としては結構珍しい鳥です。

あまり気にしてなかったんですが、藪の中が好きな鳥なんですね。

ウグイス (枝被り)


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 1600 +1.3EV 

はい、枝被りウグイスです…ただ、枝被りではありますがそれなりには。

ウグイスは「声はすれども姿は見えない鳥」の代表ですので、声がしたら少しだけ立ち止まって、姿がなかったらすぐに諦めるようにしています。


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 1600 +1.3EV 

今日はベニマシコが撮りやすい場所に出てきてくれるのを待っていたんですが、その際に近くで鳴いていたウグイスがたまたま少しだけ見晴らしの良い場所に出てきてくれました。

ウグイスはムシクイ系に似てはいるんですが、嘴の色と喉の辺りがかなり長いのですぐに見分けがつきますね。

ウグイスは狙っていないのもありますが、かなり久々です。

ジョウビタキ


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 250 -2EV 

距離20m…近い距離ではないのですが、結構綺麗に現像できてるなと。

花も鮮やかですね 🙂


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 400 -2EV 

距離33m、かなり遠いです。

被写体画素数的にはギリギリですが、ディテールが結構しっかり残ってくれてますね。

あとはやはり、総じてDxO PureRAW4はヌケが良いかな?

DxO PureRAW3ではCaptureOneの方でかすみ除去(明瞭度)調整をすることが多いのですが、DxO PureRAW4ではあまり調整しなくてもOKな感じ。

まぁ、たまたま今日が雨上がりでそういう日だった可能性もかなり大。

ツグミ

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/2000s 800 -2EV 

若いツグミですかね? ちょっと色が薄い感じ。

比較的近距離で木の実をパックリしてました。


Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/2000s 1000 -2EV 

近くを散歩な人が通りかかって、「うひゃ、ずらかれ~」みたいな。

ちょっと漫画やアニメのようで見てて面白かったです 🙂

これは動いたところを撮りたいなとSSを上げてたのでEV-2 ISO1000でISO高いですがさすがに全然問題ないですね。

これもですがやっぱりちょっとヌケが良いかな?

シジュウカラ

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/320s 500 -2EV 

距離14m。

それなりにいい位置にとまってくれたのでたまには。

シジュウカラって特に目の辺りが模様も黒いので潰れやすいですが、大丈夫ですね。

まとめ

ロケーション

今日も雪がちらついていました 😛

朝のうちは青空ではなかったのですが、帰り際は青空になってきていて鳥が動き出したというちょっと残念なパターン。

予報では今週末が終わると一気に気温が上昇しますので、今週末に最後に冬鳥を撮りたいなぁと思いつつ天気が悪いんですよね..。

まぁ、こういうままならないのも野鳥撮影あるあるですね 😛

 DxO PureRAWについて

今日からPureRAW4を使い始めましたが、感覚的には性能的にはPureRAW3とそんなに変わらないけど、自分の用途に合わせて調整ができるようになった分、便利になったイメージですね。

今日は輝度:50、ディテール強制:50、シャープ:標準で現像しましたが、私の用途では問題なさそう。

次はもうちょっとだけいじってみます。

そういえばPureRAWって色々AIが勝手に変な感じにいじっちゃうんじゃないの?って思ってる人もいるようなので、作例を1つ挙げておきます。

基本写真 EV-1 ISO 250 DxO PureRAW3 + CaptureOne


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/400s 250 -1EV 

EV-1でISO250 DxO PureRAW3あり。

この気の良いベニマシコ♀さんで試してみます。

※以降は比較写真を貼っていきますので、もし表示されなければリロードしてください。

PureRAW3あり/なし比較

まずは素の比較、多分4Kモニターとかで見ないと差がわかりませんが、明らかにDxO PuraRAW3ナシの方にはノイズがのっています。

色味については….私の色感覚では正直違いはよくわかりませ、まったくの誤差レベルな気がします。

PureRAW3あり/なし比較 顔クローズアップ

次は、顔の部分の拡大。

これはISOを稼ぐためにEV-1しているので現像時に露光補正+1してるのと、DxO PureRAW3側で標準シャープネス、DxO PureRAW3なしの方はそれに近づけるために少しだけシャープネスかけてます。

ISO 250でもDxO PureRAW3なしの方にかなりノイズがのっているのが顕著に見て取れるのと、その影響もあってシャープネスもちょっと汚いのがわかります。

DxO PureRAWがやっていること

PureRAWってディープラーニング技術が使われていますが、内容的にはおそらくISO1600で撮ったものがあったとして、それと同じボディやレンズでISO100で撮ったものに近づけるには、どうノイズを消すと良いのかを多くのサンプルから学習させてるんだと思ってます(実際にはかけ離れていると難しいので2段分ほどの効果が出るように調整している気はします)。

これはAIによる創作というよりは多くのパターンから最適なノイズ除去法を選択しているようなイメージで、こういうのはノイズ除去に限らず似たような事がカメラ内でもいろんなフェーズでやられています。

センサーから読み取った情報から「Canonらしい色味」にする処理も結局「加工されたもの」で、明瞭度や歪曲補正、デジタルレンズオプティマイザなんかも同様に加工されまくってます。

もちろん気になる人は使用しない…という選択で良いと思いますが、私は超高級な機材は買えないしコンディションの良い日を狙ってガッツリ撮影に出られる身分でもないので活用してます 🙂

 

さて、寒の戻りもこれで終わりとうとう本当に春ですね、頑張っていきましょう。

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