どうにも夜から朝にかけて咳がとまらなくて出発が10時ごろになってしまうので今日もカワセミ様。
カワセミ
とまりもの
1月~2月くらいまではこの場所に居ついているので、30分~1時間ほど待って出てきてくれない事はほぼないなぁと。
カワセミ課長、本日も出勤お疲れ様です。
まだ休憩中だったんだと思うんですが、ヒヨドリに追い立てられて出てきてくれました。
その後で一度どこかにお隠れになられましたが 😛
EOS R3でこの解像感….距離10m。
お腹が減って飛び込む気マンマンの目ですね。
しかし、この後のダイブは岩の影で撮れない場所に 😛 イケズ
飛び込み1
比較的はじめから最後までしっかりと。
もう暗かったのと更に日陰でしたのでシャキッとはしませんが、十分ですね。
EOS R3は、しっかり撮れてる時は歪みのない電子シャッター30コマ/秒が非常にGood。
私の場合はEOS R3を使うことの意義はこの歪まない14bit RAWの連写性能だけですが、これがとにかく大きい。
一応、これだけはα1やZ9に勝ってる部分なんですよね。
RF200-800mm F6.3-9 IS USMの長い焦点距離と暗いF値での動体撮影にも非常にマッチします。
毎回こんな感じで1回に6〜7枚くらい使える写真を撮れることを期待してるんですが…。
最近通っているので、大体どのポイントからどこに飛び込むかはわかるようにはなってきました。
あと、このところ固めて撮ってるので、ザハトラーでの撮影や、EOS Rシリーズでの撮影もちょっとずつ慣れてきたかも。
飛び込み2
これ、距離14mでどこに飛び込むかも大体わかっているシチュエーションなんですが、視差で外してしまった..。
かなりショック…現地でプレビューをみて「やっちまった…」って感じで打ちひしがれていました。
暗いとはいえ順光で良い感じだったんですが、被写体ブレしてるのでSS 1/2000はちょっと厳しいかなという感じも。
あと少し言い訳するとピントが背景に持っていかれるのが怖くて、どうしても背景がAFエリアに入り込まないようにしようとしてしまうクセがあるんですが、この距離で「すこしだけ背景を避ける」とカワセミ本体まで見切れちゃうんですよね。
ビビらずにもう少し上にレンズを振っておけば….と思うのですが、その場合は背景に撮られていた可能性はあるので難しいもんです。
飛び込み3
とらえた..つもりではいましたが相変わらずどこにピントが合ってるんだか…1コマだけ微妙に合ってます。
これも被写体ブレですが、やっぱりSS 1/2000はちょっと安定しないですね。
躍動感があるといえばあるんですが、そういうつもりで撮ってるわけではなく 😛
どうして3コマ目でピントがあってるのに、4コマ目で離れるかな 😛 そして7コマ目で戻る
ま…距離10mでは600mmくらいにしとけってことかもしれない…。
解像度的には距離15m~20mでフルサイズ800mmあれば大丈夫なので、距離10m~15mでは焦点距離600mmで妥協するのも手。
ただ、ロマンなので多分今後も800mmで撮っちゃうんでしょうが。
着枝
今日も撮れない場所に何度か飛び込まれてしまったので、枝に戻ってくるのを待って少しパシャリ。
いやぁ…もうとにかく魚が小さい。
今日は日の入り近くまでいたのですが、空腹でまだ狩りをしているカワセミ課長を横目に帰りました。
ペリット
ご存じの通り?で、カワセミは魚の骨などを消化できないのでたまにそれらをまとめて吐きます。
慣れると吐くタイミングはすぐわかるので、遠かったですがパシャリ。
見るたびに「結構大きいの吐くなぁ」と思うのですが、どういう体の構造になってるんでしょうね。
まとめ
三脚座がしっかり固定できない?
最近EOS R3+RF200-800mm F6.3-9 IS USMを雲台につけて歩くことが増えていて、雲台で水平にしても真っすぐにならないことが多いなと思ってたんですが…嫌なことに気づきました。
三脚座のネジを限界まで力いっぱいとめても、そこそこの力でずれちゃいますねこれ…。
目印が合っても「カチ」っといわない構造なので嫌な予感はしてたのですが、私の個体が不良品というよりは設計ミス?
EOS R3を装着して、ちょっと力むとズレますね…どこかで調整できましたっけ 🙁
大問題というわけではないのですが、気づいたらズレているのでかなり困りますコレ。
RF200-800mm F6.3-9 IS USMのナノUSM
私はカワセミの飛び込みで確認していますので猛禽などではどうかはわからないのですが、使ってみた感じでは大砲レンズと比べて遜色がなく、速くて快適です。
レンズのAFって
- フォーカスレンズを動かす初動の速さ
- フォーカスレンズを動かすトルクの強さ
- ボディとの通信の速さ
この辺りが性能の要点になると思うのですが、Canonがインタビューで明確に以下のように言っています。
以前からあるリングUSMは重たいものを動かすことが得意なのですが、初動は速いとはいえません。
ナノUSMはAFの動き出しの速さ、クイックネスに特徴があります。ナノUSMの採用は、レンズの軽量化の恩恵でもあります。
フォーカスレンズが以前の10分の1ぐらいにまで軽量化している。これはAFスピードに影響します。RFレンズ、買ってもいいですか? 第4回(特別編)開発者に聞いた「F2.8 L IS シリーズ」のヒミツ - キヤノンイメージゲートウェイ写真家が「キヤノン光学技術研究所」のレンズ開発者を直撃取材!「F2.8 L ISシリーズ」のインサイドストーリーを聞き出しました。RF15-35mm F2.8 L IS USM、RF24-70mm F2.8 L IS USM、RF70-200mm F2.8 L IS USM の開発秘話は? 高性能のヒミツとは?
リングUSMとナノUSMの違いとして、リングUSMは初動が速いというわけではないという事ですのでリングUSMの初動の速さはナノUSMに劣っている可能性が高いです。
つまり動体撮影ではリングUSMを採用している大砲レンズよりもナノUSMの方が有利という可能性があります。
- フォーカスレンズが重いレンズ = 初動は少し遅くてもトルクの大きなリングUSMを使う必要がある
- フォーカスレンズが軽いレンズ = トルクは必要ないのでナノUSMで初動速度を稼ぐ方が良い
プロの人でリングUSM > ナノUSMだからRF200-800mmはAFが遅いと文句言ってた人がいたので「そういうモノか」とあまり深く考えてなかったのですが、どうも単純にそういうモノではないようですね。
プロからの情報ってそれだけで無条件で信じてしまいがちなので、気をつけねば🐦 Canon監修とかなら別ですが
もちろん、トルクはリングUSMの方が強いと思うので、初動の遅れをどこまで取り戻せるか…というのはありますが、なんとなくサーボAFのように小刻みにちょっとずつピントを合わせるAFではナノUSMの方が有利な気がします。
RF100-300mm F2.8L IS USMというレンズがありますが、このレンズは間違いなくプロのスポーツ撮影用レンズでCanon的には絶対に性能面で妥協できないレンズです。
このレンズもナノUSM x2を採用していますので、RFマウント用に新たに設計されたレンズは基本的にリングUSMではなくナノUSMを採用することでミラーレスに要求されるハイレスポンスで、スムーズで高速なAFに対応しているように思います。
現行のCanonの大砲レンズは、ほぼすべてEFレンズをRFマウント対応させただけのものですのでリングUSMが採用されていますが、今後II型が発売される際にはより軽量化されてナノUSMが使われていそうですね。
EOS R3
今日はトラッキングや動物検出すべてOFFで撮りました。
これだと比較的安定するのですが、それでも「これ、AFはどこ掴んでるの?」っていうのは起こります。
前にも検証はしてましたがほぼEOS R7と同じ傾向ですのでEOS RシリーズのトラッキングAF世代のボディは全部そうなんじゃないかな?と勝手に思っていますが。
一眼レフ時代は「とにかくAFエリア内の一番近い被写体に即座にピントを合わせ続ける」という原始的なAFで、これが未だにシビアな動体撮影ではシンプルで正確に動作するので効果的。
ミラーレスは「被写体の認識とその連続性」が大事なAFですので、それが途切れるようなシビアな動体撮影ではまだまだ性能的に厳しいし発展途上な印象…ですが日進月歩ですし、その中で撮り方を工夫することでなんとかならないか模索してるのが今ですね。
また RF200-800mm F6.3-9 IS USM の一ヶ月レビューについては近いうちにまとめて投稿しようと思います 🙂
さて、頑張っていきましょう。
※2024/01/10追記
RF200-800でのカワセミ撮影続き
※2024/01/09追記
RF200-800mm F6.3-9 IS USM 一ヶ月レビューまとめました