EOS R3について
いまさらですが今現在はEOS R3を所持しているので、R3での野鳥撮影の所感なんぞを。
私はフルサイズでは800mm必須なのでRF200-800mm F6.3-9 IS USM, EF800mm F5.6L IS USMで使ってみた感想となります。
EOS R3の立ち位置
他社がミラーレスでフラシップ機を次々発売する中で、CanonがR1までのつなぎのために発売したプロ機というのがユーザーから見たEOS R3の立ち位置のように思います。
Canonはオリンピック周期..つまり4年でフラグシップ機を発表、発売しているわけですが2020年にEOS-1D X mark IIIが発売されたため、SONY α1やNikon Z9が2022年前後で発売される中、タイミングが非常に悪かったというのがありますね。
とはいえハードウェア的には画素数以外では現EOS Rシリーズの中ではブッチギリの性能なので、使ってて気持ち良いボディです。
そんな中、EOS R1のそれっぽいスペックの噂が出てきました。
ただ、このスペックはほぼEOS R3の上位互換なので「本当か?」とも思わなくもないですが、もしかしたらEOS R3の価格を下げてヒエラルキーを構築するつもりかもしれませんね。
ただAF性能次第ではありますが、野鳥撮影の必須機能でR1がR3より有用なところはプリ撮影以外あまりないので、当面はR3のままでも良いかなと今は思っています。
連写欲しいですが…120コマ/秒とかちょっと極端すぎて当面は必要ないですね 😛
「AFがおかしいくらい進化している」ということなら考えますが、今後の情報を注視しましょう。
EOS R3の良い点
ローリングシャッター歪みのない電子シャッター30コマ/秒 連写
最高約30コマ/秒の高速連続撮影(AF/AE追従)
電子シャッターでの撮影時、最高約30コマ/秒※の高速連続撮影を実現しました。CMOSセンサーの信号読み出しの高速化により、電子シャッター時のローリングシャッター歪みが低減また、電子シャッターで高速連続撮影中もAFとAEが追従。モータースポーツをはじめとする多様なシーンで、これまで困難だった撮影をカメラがサポートします。
EOS-1D X mark IIIは16コマのメカシャッターだったのに対して、EOS R3は30コマ/秒の歪まない電子シャッター。
EOS R7も30コマ/秒ですが、超歪むのであまり動きものを積極的に撮る気にはなりません。
カワセミもEOS-1D X mark IIIで撮ってると「間のもう1コマあったらなぁ」と思う事が多いので30コマ/秒は非常に良いですね。
私の場合はEOS R3を使う理由の半分くらいが連写速度です 😛
レリーズタイムラグ 20ms
EOS Rシリーズ初、レリーズタイムラグ最速化
通常撮影時のレリーズタイムラグは約50ms(電子先幕/電子シャッター時)。一眼レフカメラのEOSシリーズと併用しても、ほぼ同じ感覚で撮影できます。さらにEOS Rシリーズとしてはじめてレリーズタイムラグ最速化機能を搭載。電子先幕時で約36ms、電子シャッター時で約20msまで高速化※することが可能です。
EOS-1D X mark IIIが29msのはずなので、かなり速いです。
もちろん速いと言っても10msの世界ではあるんですが、実際EOS R3を使ってみると「あれ?いまシャッター遅れた気がしたけど、ちゃんと撮れてるゾ。」という事がよくあります。
多分、通常のEOSボディは50ms~55msくらいだったはず。
msで書くとわかりづらいのですが、1~2コマ速いとなるとかなり有用です。
AF処理周期
60fpsの高速AFフレームレート
CMOSセンサーからの信号読み出しの高速化、DIGIC Xの高速処理能力により、最高約60回/秒※1の周期でAF演算を行います。約30コマ/秒※2の高速連続撮影時も、優れた応答性、安定性でAFとトラッキングが可能。速度が激しく変化しても、滑らかにレンズを追従させてピントの精度を高めます。
最高約0.03秒のAFスピード
AFスタートから合焦まで0.03秒※という高速AFを実現。AF応答性に優れ、被写体の一瞬の動きもとらえやすくなりました。
静止画測距輝度範囲:EV-7.5
CMOSセンサーの制御とAFアルゴリズムの高度化により、EV-7.5※の低輝度でAFを可能としました(静止画撮影時)。暗いシーンにおいても位相差AF信号のS/N比に優れ、良好なサーボAF性能を実現しています。
SONY α1はAFの処理周期は1/120秒らしいのでそれに比べると追従性能は低いと思いますが、それでも30コマ連写で1/60秒のAF処理なので、確実に毎コマAF処理が入ってきているのはかなり大きいですね。
たまにびっくりするくらい追従してくれる時があります。
EOS Rシリーズの現在のAFはEOS R3から受け継いだトラッキングAFを持ったものが主流となっています。
EOS R5はまだmark IIが発売されていないので旧式ですが、R3以降に発売されたR6 mark II、R7、R8、R10は同タイプ。
被写体の認識精度は後に発売されたものほど性能が高い気はしますが、積層型センサーを積んでるのはR3だけですのでAF処理周期に関しては他のEOS Rシリーズの追随を許さない速度ですね。
ファインダー性能
高精細576万ドット OLED電子ビューファインダー
高輝度かつ高精細、応答性に優れた約576万ドットOLED※1を表示パネルに採用。最高119.88fps※2のリフレッシュレートで、滑らかな視野を実現しています。さらに、新しい表示アルゴリズムを搭載することにより、表示のスムーズさと、暗いシーンでの視認性が向上。高速化も突き詰め、ブラックアウトフリー表示を可能とするなど、高品位な見えと優れた機能性を備えました。表示は[なめらかさ優先][省電力優先]から設定。色調・明るさの調整が可能です。
576万ドット/120fpsのOLED電子ビューファインダー。
Canonのビューファインダーは236万ドットのEOS R7でも十分なくらい綺麗なので、EOS R3も当然とても綺麗です。
またEOS R3はブラックアウトフリーな撮影ができますので、ファインダーを覗きながら被写体を非常に追いかけやすくなっています。
動画性能
EOS R3は、実は動画性能が非常に高いです。
6K 60P RAW(標準)/RAW(軽量)動画
RAW動画の内部記録が可能。EOS R3では記録可能なフレームレートを59.94fpsまでアップさせており、多様な撮影意図への対応を図っています。また、より低ビットレートでファイルサイスが小さい、RAW(軽量)も選択可能。編集を前提としつつ、記録可能時間の長さやファイルの扱いやすさも重視するときに便利です。
スチルしか撮らない人には動画撮影は興味がないかもしれませんが….6Kって6000×3000 = 1800万画素なんですよね。
これはほぼEOS-1D X mark IIIのスチルくらいの解像度となっています。
CanonはRAW動画の場合は色のbit数は12bitですので、1800万画素 60コマ/秒 RAW(12bit)での静止画連写撮影ができるのに近いのではないかな…?
私は近い将来ではスチル動体撮影って動画撮影の一部になると思っているんですが、もし上記の性能がそのまま発揮できるという事だと、既にカワセミなんかは6K 60FPS RAW動画でSSを1/2000とかにして動画撮影が良いのではないか?という気がしてます。
4Kだと829万画素で「まだまだかなぁ」という感じでしたが、6Kは既にスチルくらいの解像度がありますので俄然興味がわきますね。
一眼での動画撮影はまったく知識がないので、ぜひ今度調査して野鳥撮影で試してみたいと思います。
重量、グリップ
EOS-1D X mark IIIが約1.44kgなところ、EOS R3は約1kg。
440g軽量なのはかなり大きく、更にRFレンズを使うならEF-RFマウントアダプタも必要ありません。
EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USMは6kgという重量級機材なのでそんなの散策に持ち歩くなって話ですが、EOS R3 + RF200-800mm F6.3-9 IS USMは 3kg という事で持ち歩いてもそんなには疲れないですね。
EOS-1シリーズと同じような筐体ですので当然グリップ性が高く、RF200-800mm F6.3-9 IS USMを軽々と振り回せます。
マルチアクセサリシューの高さ
EOS R3はEOS-1D X mark IIIと違ってペンタ部がないので、マルチアクセサリシューがセンサー中心から低い位置にあります。
EOS-1D X mark IIIまで高さがあると私の照準器(EE-1)では視差が大きくなりすぎて使いづらいのですが、EOS R3はそこまで照準器の視差を感じないので撮りやすいですね。
いまいちな点
センサーが2400万画素
これはまぁ…鳥撮りとしては残念ですが仕方なし。
そもそも野鳥撮影用ではないので仕方ないですがCanonのプロ機はすべて低画素ですので野鳥撮影と相性が悪いですね。
とはいえEOS R3 + RF200-800mm F6.3-9 IS USM は SONY α1 + FE200-600mm F5.6-6.3 G OSSと同じ感覚で使えるんじゃないかな?と思いますが。
AFの挙動?
EOS R7では起きないのですがAF挙動面で「あれ?」と思うときがたまにあります。
具体的には連写前のシャッター半押し中にトラッキングAFが完全に被写体を認識していて瞳をとらえて離さない状態で、連写を開始したとたんにトラッキングが外れてウォブリングのような挙動を開始するというもの。
なんとなくEVを下げて撮影する設定の影響で、Simulationを切っていると起きるのかもしれないなと思っています。
連写中のトラッキングAFがEVを下げて撮影された暗いイメージに対して処理されてるような感覚があるんですよね。
EOS R7にはなくてEOS R3にある機能としてブラックアウトフリー撮影があります。
ブラックアウトフリーといってもミラーレスの場合はファインダーにはセンサーから取り込んだイメージが表示されているだけなわけですが、EVを下げての撮影の場合はシャッターを切ると暗いイメージが取り込まれるため、それをファインダーから見て違和感ないように見せるためのSimulation処理と、AF処理との順番のようなものが問題になってそうな。
シャッター半押しでトラッキングAF/瞳AFが効いているのを確認して、いざシャッターボタンをおすとAFが外れるのは非常に都合が悪いので、これはどうやれば回避できるかちょっと検証していきます。
プリ撮影 RAWバーストがない
これ何の嫌がらせなのかな?と思ってるんですが、EOS R7にもあるのに意味がわかりませんね。
唯一歪まない30コマ/秒の電子シャッターを持ってるこのボディにつけなくてどうするの?という感じなのですが。
ファームアップでつけられない機能ではないと思うのですが、EOS R1にはプリ撮影がつくようなのでお得意の差別化…?
EOS R1が発売されて、売り上げが落ち着いたらファームウェアアップデートでEOS R3に搭載してくれないもんですかね。
ガチで視線入力いらないのでプリ撮影ください…。
※私が勘違いしてるだけでプリ撮影できるなどあれば、情報ください😇
ローパスフィルターがGDではない
正直、野鳥撮影において気にしたことは1度もありませんが一応書いておきます。
EOS-1D X mark IIIはGDフィルターという高価なローパスフィルターが使われていますが、EOS R3は違います。
ポートレートなどで衣服のモアレが気になるようなシチュエーションでは効果を発揮するんでしょうが…。
まぁ、むしろここにお金を使っていないのはEOS R3の良い点なのかもしれず。
接眼レンズが傷つきやすい
視線入力のためかアイカップのあたりがかなり大きく開いていて、何かが当たりやすく傷がつきやすいです。
私が傷をつけてしまった…とかではないですが、マップカメラの中古を見てると「接眼部にスレ」っていう状態のがかなり多いので、推して知るべし。
傷がつきやすい前面のガラスは保護ガラスで、傷つけても修理代が安ければ良いですが…。
視線入力は全くいらないので5~10万円ほど安くしてください 😛
マルチアクセサリシューカバーを紛失しやすい
これはまぁ…有名な話ですし、私が今回購入した中古機体も紛失してました。
ただ、マルチアクセサリシューなのでカバーを付けないと防水性能がはたらかなくなります。
EOS R1では流石にこれは変更してくるんじゃないかなぁ…。
※2024/01/21の撮影でとうとう紛失してしまいました…ダメでしょ、これ。
記録メディアが、CF Express Type B x1、SD x1の2スロット
そんなに気になりはしないのですが、CF Express Type B x2にしてくださいませ…。
あと、1DX mark IIIはスロットのロックがありますがR3にはありません。
視線入力いらないので…(略) 😛
作例
EOS R3 + RF200-800mm F6.3-9 IS USM
近距離
距離15mくらいまでなら、この組み合わせはとまりものでも非常に綺麗なんじゃないかと思います。
高いISOでも十分綺麗。
4Kモニターだと画素数はギリギリではありますが、なんとか耐えられる感じですね。
中距離
距離18m。
モズは少し大きい鳥なので少し甘い評価になりますが、この距離でも小鳥はクローズアップじゃなければなんとかいけそうかな?というくらいな気がします。
色乗りなどは良いので、景色と合わせてすこし引いた写真で撮りたいですね。
スマホでの鑑賞に限定するなら全く問題ありません。
遠距離
距離30m。
オオアカゲラはかなり大きい鳥ですが、それでも画素数が足りてませんね。
小鳥はスマホでも厳しいですが、大き目の鳥ならばクローズアップじゃなければスマホ鑑賞なら問題なさそう。
流石にこの距離はEOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMなどのロングレンジ機材じゃないと厳しいので致し方なし。
飛び込み
EOS R3 + RF200-800mm F6.3-9 IS USMは、動体撮影機材として使うのがかなり有用だと思っています。
距離~20m以内で撮れるならばカワセミ撮影の最適解な気が。
今の私の撮影スキルにマッチしているのかもしれませんが、EOS R3 + RF200-800mm F6.3-9 IS USMの撮影成功率が高くて、R3のAFはやはりRFレンズで撮影すると凄いのか?と思い始めているところです。
EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USMも非常に撮りやすかったのですが、撮りやすい機材の特徴って「近距離でもしっかりピントがあってくれていること」だったりします。
近距離ってちょっとピントがずれると被写体が大きくボケてしまうため、しっかりボディAFもレンズAFも追従してくれないと大失敗となってしまうためAF性能が試される気がしますね。
と、いうわけで私としては今はEOS R3+RF200-800mm F6.3-9 IS USMでの近距離動体撮影が最も熱いですね。
EOS R3 + EF800mm F5.6L IS USM
近距離
Extender x1.4なしは言うに及ばず、超綺麗。
近距離ではEOS R3 + EF800mm F5.6L IS USMが画質はブッチギリですので、近距離で撮れる事がわかってるなら迷わずこれ。
全機材を持ち歩いている時に近距離撮影を落ち着いてできる状況になったら、EOS R3をEF800mm F5.6L IS USMに装着してみる感じですかね。
なかなか野鳥で初めから近距離で撮影できることが保証されているケースは少ないですが 😛
距離15mは若干画素数が不安になってくるので、Extender x1.4に頼った方が良いかなという気はします。
フルサイズの低画素機ってセンサー解像度が低い分、大砲レンズならばExtender x1.4をつけても画質劣化はRAW加工で収まる範囲になりますので、EF800mm F5.6ではとまりものではExtender x1.4つけっぱでもほぼ問題ないですね。
昔EOS-1D X mark II + EF600mm F4L IS II USMを使っていた時に、とまりもの撮影ではExtender x1.4つけっぱなしでしたけど、それと一緒ですね(不毛な話ですが)。
中距離
距離20m弱。
どちらもEOS R3 + EF800mm F5.6L IS USM + Extender x1.4。
RAW補正はしてますが十分に補正できる範囲内です。
ただこの距離でEOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMじゃなくて、EOS R3 + EF800mm F5.6L IS USM + Extender x1.4を持ち出すシチュエーションがあるかというとかなり微妙 😛
嫁と一緒に散策していて機材を分け合ってる時…ですかね。
遠距離
距離30m。
すぐに飛んでしまったのでしっかり撮影できなかったためピントもあってない感じですが、画素数的にも足りなくなる距離なので、やはりこの距離でEOS R3を使うのは厳しい感覚。
ファインダーを覗いていてもちょっと無理かな…って思ってしまう距離ですね。
飛び込み
EOS R3 + EF800mm F5.6L IS USMでの飛び込み撮影については、EOS R7よりはマシですがやはり古いAFのレンズですので、「最高連写速度には未対応」なのと「シャッターボタンを押してもシャッターが切れない事がある」という症状が起きます。
これについてはEOS RシリーズのAFがデフォーカスに弱いのが問題なのか、古いEFレンズのAFが問題なのかいまいちわからないので、RF200-800mm F6.3-9 IS USMでもおきるのかどうかは気にしていきたいと思います。
まぁそもそも距離~20mくらいで動体を撮るなら、EF800mm F5.6L IS USMじゃなくてRF200-800mm F6.3-9 IS USMでいいかなという感じはしますね。
まとめ
「RF200-800mm F6.3-9 IS USMとの組み合わせで、どこでも高性能な動体撮影ができる」という点が私の用途では非常にGoodですね。
EOS-1D X mark IIIを使っていた時はどうしても大砲を持ち出さないといけなかったのが、RF200-800mm F6.3-9 IS USMをつけて持ち出すだけで良いのがとにかく便利ですし、何よりAFが非常に良く機能します。
野鳥撮影においては、RF200-800mm F6.3-9 IS USMの発売で特に使い勝手が良くなったボディだと思います。
ただ、やはり画素数が少ない点が野鳥撮影にはマッチしないので、どうしても近~中距離での使用に限定されてしまいますね。
素直にEOS R3にはRF200-800mm F6.3-9 IS USM、EOS R7にはEF800mm F5.6L IS USMをつけて、動体撮影用ととまりもの用で使い分けとくのがよさげ。
現地で撮ってると「プレビューで見てると綺麗だしEOS R3でいけそうか?」とか思ってしまうのですが、現像するとやはり画素数が足りていないというケースが多いため、現地での確認よりはこれまでの検証結果を信じた方が良い感覚。
EOS R7って現地での感覚より現像してみると精細に撮れてる感じなんですが、EOS R3は現地での感覚よりも現像してみると画素数が足りていない事が多いんですよね。
AFの検証についてはまだまだこれからですが、「EOS R3らしい撮り方」をすればかなり使えそうだなという手ごたえはあります。
EOS-1D X mark IIIなどの一眼レフカメラは「ワンショット的な撮り方に非常に強いAF」で、EOS R3は「継続追跡的な撮り方に非常に強いAF」だと思いますので、カワセミでもファインダーで追いかけ続けることができれば歩留まりは非常に高くなりそうな印象です。
さて、まだまだEOS R3も使い始めたばかり。
頑張っていきましょう 🙂
※以下、EOS R3 + RF200-800mm F6.3-9 IS USMでのカワセミ撮影ですのでまたどうぞ。