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EOS R7+RF200-800mm F6.3-9 IS USM とまりもの検証中&散策&感想

はい、今日は天気も良かったのでRF200-800mm F6.3-9 IS USMで散策してきました。

晴天下

アトリ

距離10m


Canon EOS R7 800mm ƒ/10 1/200s 320 

晴天でこの距離だと基本的には問題ありません。

近いのですが、逆にこれだけの画素数がありながら解像し切らないという違和感はあります 😛

まぁ…ズームは全般的にそうですが質の良いRAW現像ソフトは必須ですね。

距離13m


Canon EOS R7 800mm ƒ/10 1/400s 250 

全体的にクローズアップでトリミングして貼っていきます。

とりあえず、晴天下の13mくらいのアトリ。

アトリは16cmくらいでスズメよりちょっと大きい鳥ですので比較が難しいですが、昨日は暗所で13mはちょっと危なかったけど、晴天下ならば危なげはないですね。

ただこうやってクローズアップするとどうしても若干のブレ感というかシャッキリしない感は残ります。

EF800mm F5.6L IS USMとRF200-600mm F6.3-9 IS USM比較

RAW現像前はRF200-800はちょっとだけあまいですが、RAW現像でなんとでもなる範囲なので良い感じではないでしょうか。

拡大してみてもらえると顔のあたりと胸のあたりの羽毛の解像具合が全然違いますが、これだけクローズアップしてコレなら問題なし。

ちなみに…EF800mm F5.6L IS USMの方はほとんどRAW現像で手を加えてません。恐るべし。

これは両方RF200-800mm F6.3-9 IS USM、良いですね。

好条件下だとRF200-800mm F6.3-9 IS USMは非常に優秀だと思います。

距離17m


Canon EOS R7 800mm ƒ/9 1/250s 1600 +2EV 

見てすぐわかるくらいにはフワっとした感じになりましたね。

少しだけ暗所だったのでEV下げたりしているのも大きいです。


Canon EOS R7 800mm ƒ/10 1/250s 320 -1/3EV 

RAW現像で盛ってますが解像していないかというとそんな感じでもなく、まだ十分綺麗です。

ただ超綺麗かというとそうではないので、やはり暗部のディテールが潰れやすくは感じますね。

アトリでこのくらいなので、ハチゴロークラスの画質を得られるのは好条件下の~15mくらいまでですかね。

それでも凄い事だと思いますが。

コゲラ

距離14m


Canon EOS R7 800mm ƒ/10 1/250s 1000 -1EV 

コゲラくらい小さい鳥がこのくらい解像していると、全く問題なしですね。

頬のあたりの羽毛もしっかり見えてます。

やはり大体ですが、小鳥は~15mくらいなら高い解像度で撮影できる感覚

距離17m


Canon EOS R7 600mm ƒ/9 1/250s 200 -1EV 

光のあたり具合もあるのですが、17mではまだそれなりにシャッキリみえますね。

ただ、このくらいになるともうRAW現像でのごまかしの効きづらい被写体画素数になってくるのがわかります。

距離20m


Canon EOS R7 800mm ƒ/10 1/250s 400 -1EV 

コゲラくらい小さい鳥になると、20mだと流石に厳しいですね。

もう全く画素数的に無駄にできないサイズになってきますので、ボヤっとしているとRAW現像でも救いづらくなります。

あとこれもやはり少し暗めでした。

ヒガラ

距離 5.4m


Canon EOS R7 800mm ƒ/10 1/250s 250 

この距離はもう、EF800mm F5.6L IS USMでは最短撮影距離に引っかかっています 😛

アトリでも書きましたがこれだけの画素数がありながら解像仕切らないという違和感がありますが、当然これだけの画素数でこのくらい解像しているとRAW現像でなんとでもなります。

距離14m


Canon EOS R7 800mm ƒ/9 1/250s 125 

ヒガラは11cmと超小さいので、距離14mでもちょっと厳しくはありますね。

若干撮影も失敗気味なのでこれは参考程度で。

暗所

アオゲラ

距離25m 焦点距離600mm

Canon EOS R7 600mm ƒ/9 1/250s 640 -1EV 

アオゲラが日陰に飛んでいくのが見えたのでパシャリ、持ち上げていますが結構暗い場所です。

諸事情あって焦点距離600mmで撮ってます。

顔の辺りがボヤっとしているものの、もっと厳しい写真になるかな?と思ってましたが案外いけてます。

キバシリ

距離12m 焦点距離637mm


Canon EOS R7 637mm ƒ/9 1/250s 1600 

ちょっといろいろ試していたので焦点距離がちょっと中途半端な637mm。

やはり暗いところではディテールが苦しい感覚。

カワセミ

距離17m


Canon EOS R7 800mm ƒ/10 1/100s 250 -3EV 

今日はカワセミを撮るつもりはなかったのですが、ついでの用事があって寄ったらいたのでパシャリ。

カワセミは少し大きいのでこの距離でもなんとか。

距離12m 焦点距離撮り比べ

12mなのでかなり近いです。

この距離では400mmでは画素数が足りないのがみてわかりますね。

距離12mで3250万画素 焦点距離400mm(35mm換算640mm)でカワセミサイズが解像しきらないという事なので、やっぱカワセミの撮影では私は3250万画素 焦点距離600mmくらい欲しい気がします。

あと、RAW現像後ではありますが600mmと800mmで見比べてみて800mmが600mmより劣っているという感じはないので、焦点距離が伸びてレンズの解像力が落ちているとしても800mmになって増える被写体画素数で補完できていると考えて良さそう。

つまり、基本的にRF200-800mm F6.3-9 IS USMは800mmでつかってOKなのかな?ってことと思います。

逆に600mmで使っても問題ないので、十分に被写体画素数を確保できる場合は600mmの方が撮影はしやすそうですね。

暗くても画素数が確保できれば基本的には問題なし。

動画

せっかくカワセミがいたのでRF200-800mm F6.3-9 IS USMで動画撮影。

レンズを振ってるわけでもないし、動画撮影はほぼボディ性能なので何もわかりませんが 😛

お手洗い

カワセミは同じ場所でフンをする習性がありますが、ふと見たら真っ白の岩があったので、邪魔しないように岩のあたりから離れてみたらノコノコと飛んできました。

お食事

なんか食欲の秋で食べまくってるのか少しお腹がタプタプしてる気がしますね 🙂

できれば今日うまくカワセミの飛び込み撮影もできればなぁと思ったんですが、この場所はかなりシビアなのとそもそも普段はEOS-1D X mark IIIで撮ってるので全然ダメでした 😛

ちょっと頑張ってEOS R7 + RF200-800mm F6.3-9 IS USMでいつかリベンジします…。

まとめ

感じた事

撮影距離と解像について

今日は距離~20mくらいでの撮影を中心に。

大体ですが小鳥は距離15mくらいまで、カワセミは20mくらいまでがEOS R7で撮って満足できる距離かな?という感じです。

距離20mでは小鳥はかなり厳しくなる印象。

もうひとこえ欲しくはありましたが、正直なところ高価な単焦点レンズ以外では過去最高の野鳥撮影レンかな?と思います。

画質の傾向について

どうしても大砲レンズに比べるとコントラスト特性が低めなので暗所での撮影やEVを落とした撮影で暗部のディテールが失われやすい傾向があるかな?と思います。

ですので晴天下での撮影では綺麗だけど、暗所で撮ると思ったように綺麗に撮れないと感じる場合が多いですね。

ただ「EOS R7で使っても、思ったより健闘している」というのが正直な感想です。

好条件下ではEF800mm F5.6L IS USMと比べても遜色ないレベルの写真が出てくることがありますね。

SSとISO

これはわかっていたことですが、F9のレンズということでどうしてもSSとISOが厳しくなりがちです。

上で書いた通り大砲と比べると少しEVを落として撮影しづらいという事情もあるので、とまりものはともかく動体撮影はかなり厳しいかなという印象です。

まぁカワセミ撮影はAPS-C 800mmが必要な場面の方が稀ですし、動体はおとなしくフルサイズで高ISOで撮った方が良さそうです。

ただ、APS-C 800mmというのは距離20mで撮ってもカワセミをフレーム一杯に入れられる焦点距離で、ロマンがありますのでちょっとガンバってみようかと…。

今日の総括

まずレビューはEOS R7での使用で、かつハチゴローとの比較が多いため辛口ですが、RF200-800は過去ないほどコスパの良い素晴らしいレンズです。

このスペックでこの性能はやはりバーゲンプライスですね…大砲にいかないならCanonでは野鳥撮影はこれじゃないかと。

今日の後半は EOS R7 + RF200-800mm F6.3-9 IS USMだけ持って散策していましたが、軽いので移動は非常に楽。

ただ構えるとそれなりに重いので構え続けるのは少し厳しい。木などの環境を利用して安定させましょう。

EOS R7+RF200-800mm F6.3-9 IS USM ファーストインプレッション
はい、というわけで予定通りRF200-800mm F6.3-9 IS USMが届いたのでファーストインプレッションを。 外観や機能 外箱、大きさ と、いうわけでRF-S10-18mm、RF200-800mm、EF800mmを並べてみまし...

撮影に関しては上の記事で書いた通りでAPS-C 800mmの手持ちはなかなかシビアです。

ですので途中から移動中は600mmの状態で移動して、出会いがしらの鳥は600mmで撮影、遠くの方に見つけた鳥や余裕がある場合は800mmで撮影するようにしてました。

EOS R7の場合は、~15mくらいなら600mmで撮っても十分な被写体画素数を得られることが多いのでこれでも良いかなと思いつつ、理想はAPS-C 800mmでサラっと手持ち撮影できるようにしたいですね。

画質はEOS R7で使ってもあまり意味ないかなぁ?と思っていましたが、解像力はともかく被写体画素数は確保できるので思ったより良好ですね。

ただ以前発売前に動画で話している人がいましたが「遠くのものを綺麗に撮ることができる」ではなく、「近めのものを精細に撮ることができる」というのがEOS R7でこのレンズを使った場合の特徴だと思います。

とまりものに関してはEOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMと比べて暗所に弱くて、遠距離撮影を取り除いたようなイメージで良いんではないかと。

「意味あるの?」って話ですが、重量、サイズ、価格面はハチゴローより遥かに優秀ですし、近めのものといっても小鳥でも~15mくらいまではハチゴローレベルの写真が撮れると考えれば非常に優秀です。

暗所については厳しいところはあるものの、EFレンズと比べた際に「RFレンズであること」は絶対的な強みですし少なくともEOS R3などで使えば、動体撮影性能はなかなかなものなんじゃないかと思ってます。

EOS Rシリーズを使っていて野鳥撮影するなら、まず第一候補としてこのレンズが挙がると思いますね。

さて、まだ2日目。
ここに書いた感想はこれからもどんどん変わっていくと思いますので、とりあえず使いこなせるようになりたいと思います 😛

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