はい、というわけで今日も元気に検証してきました。
なんとなく想像はしてたんですが、「あ~やっぱりか」という結果です 😛
- カワセミ
- 京都のカワセミ
- 飛び込み1 (成功?) EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4
- 飛び込み2 (成功?) EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4
- 審査員から一言
- 飛び込み3 (成功) EF600mm F4L IS II USM + Extender x2.0
- 飛び込み4 (成功?) EF600mm F4L IS II USM + Extender x2.0
- ホバリング (成功) EF600mm F4L IS II USM + Extender x2.0
- 飛び込み5 (成功?) EF600mm F4L IS II USM + Extender x2.0
- 滋賀のカワセミ
- 飛び込み6 (成功) EF600mm F4L IS II USM
- 休憩
- 飛び込み7 (1枚成功) EF600mm F4L IS II USM
- 飛び込み8 (1枚成功) EF600mm F4L IS II USM
- ゴイサギ EOS R7
- メジロ EOS R7
- コゲラ EOS R7, EOS-1D X mark III
- エナガ EOS-1D X mark III ,EOS R7
- まとめ
カワセミ
京都のカワセミ
「まっておったぞ」
今日はEF600mm F4L IS II USM + テレコンを試したかったので先に京都のカワセミへ。
到着時にはもうカワセミがスタンバってくれていました 🙂
ただ…いやな予感はしてたんですが、この時点でExtender x1.4、かなりボケてます。
ちょっとボケすぎなので何かExtenderで問題おきてますねこれは…。
飛び込み1 (成功?) EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4
成功…なんですが、妙にシャキっとしません。
なんでだろう?とDPPで確認…。
AF合焦点エリア
はい…よくわからないところを掴んでますね。
飛び込み2 (成功?) EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4
これもかなり中央にとらえているのですが、もう一つシャキっとしません。
あと、2線ボケ的なのが出てるのと、光の反射が少し変ですね。
AF合焦点エリア
ん~..これで着水点よりじゃなくてこっちをつかむか..。
ただ、見るとわかりますがこれどこにもピントあってないんですよね。
Extenderの謎症状がでたか、もしくは単純にAFスピードや精度が低い感じですね。
審査員から一言
「なんかいまいちだな」
そして試しにExtender x2を付けてみましたが、もうかなりボヤっとしてますね 😛
やはりちょっとボケすぎなので何かExtenderで問題おきてます…。
飛び込み3 (成功) EF600mm F4L IS II USM + Extender x2.0
1200mmという焦点距離で撮って、ここまでティテールが失われてしまっていると意味がないですね。
合焦までのスピードも5コマ~6コマくらいかかっているので、相当遅い感じです。
AF合焦点エリア
これは本当の中央にガッチリとらえたので、それっぽいところには合ってますね。
ただ…ピント精度がかなり低いのか、AFスピードが遅いのか、いまいちですね。
飛び込み4 (成功?) EF600mm F4L IS II USM + Extender x2.0
ピックアップしたショット、これは典型的なExtenderによる解像度低下です。
ディテールがのっぺりとして、被写体の境界が背景とあやふやになるんですよね。
ただちょっと酷すぎるので、Extenderでピントが合わない現象も発症してる気が…。
AF合焦点エリア
AFエリアもそんなに問題ないんですけど、ここまでシャッキリしないのは流石に少し変。
ホバリング (成功) EF600mm F4L IS II USM + Extender x2.0
これも遠目には撮れてるように見えますが…トリミングすると酷い画質ですね。
ロクヨン+Extenderの背景二線ボケのひどさは周知ですが、その二線ボケに被写体が溶け込むように解像度が失われることが良くあります。
AF合焦点エリア
最近はホバリングは1回目は背景に抜けることが多いので、前半と後半みたいな感じで一度シャッターを離して再度AF発動させるクセをつけてます。
連続写真がほしいというよりは、どれか合ってればいいなくらいで。
案の定、前半は背景にもってかれていて、そのまま連写してたら多分撮れてなかったやつですね 😛
ちゃんと対応できたなという事でこの点だけは合格点。
飛び込み5 (成功?) EF600mm F4L IS II USM + Extender x2.0
AFが遅いw
そして、ようやく合ったかと思いましたが..かなり厳しい画質。
AF合焦点エリア
AF合焦エリア…なし。
いや、なしって 😛
滋賀のカワセミ
「遅くなった。」
「課長、重役出勤すぎです」
今日は京都で試したいことは試せたので、早々に滋賀に戻り。
カワセミ課長が重役出勤すぎて、15:00近くに現れました。
飛び込み6 (成功) EF600mm F4L IS II USM
これを撮影している時にはまだ京都のカワセミの撮影結果を現像してなかったのですが、嫌な予感がしたのでExtenderはつけずにマスターレンズで。
EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USMで、10m~12mくらいです。
京都でのExtender撮影が嘘のように解像してます…まぁやっぱ原因はExtenderですよね。
休憩
「いいじゃないか。」
なんだか、わざわざ検証に付き合いにきてくれたような感覚。
いつもながら感謝です..。
飛び込み7 (1枚成功) EF600mm F4L IS II USM
これは飛び出しの高さが7mくらいはあったので結構厳しく。
画質は十分。
ちょっと岩を嫌って寄せるのが遅れましたが、1枚はなんとか。
カワセミの着水より前に岩を掴むと厳しいのでどうしても岩をAFフレームに入れるのは躊躇してしまいます。
飛び込み8 (1枚成功) EF600mm F4L IS II USM
背中にピント。顔は少しボケてます。
これも飛び出しの高さが7mくらいはあったので結構厳しく。
どうも高い位置からの飛び込みは苦手です 😛
ゴイサギ EOS R7
私の感覚では、ゴイサギって撮ろうと思ってもなかなかいない鳥な気がしてます。
かなり警戒心が薄くて5m~10mくらいのとこに立って、眠そうにボーっとしてたので久々の縦撮り 😛
背中のあたりに1枚羽が立っているのがキュート 🙂
ゴイサギって愛嬌があってかなり好きな鳥だったりします。
つうかEOS R7 + EF600mm F4L IS II USMで縦で撮ってノートリで目いっぱい。
ゴイサギは今後もこれ以上の解像度では撮れない気がしますw
メジロ EOS R7
眉間にピョロ毛が。
EOS R7 + EF600mm F4L IS II USMは、なかなか良い組み合わせですね。
ただ結構近づかないといけませんが。
スギ花粉の季節。
メジロが夢中でフンフンしてました。
Extenderなしだと暗がりでもなんのそのですね。
Extenderの謎現象
今日はかなり明るくて急に暑くなったので嫌な感じがしてたんですが、EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4で出ることのあるピント合わない&解像度出ない現象…。
わかりにくいのですが、写真が変にボケてるように見えると思います。
これ、撮ってる時はAFはもちろんMFしてもなにやってもピントが合いません。
マスターレンズのみの場合は起こったことがないので、Extender特有だと思うのですが。
コゲラ EOS R7, EOS-1D X mark III
夢中でツツキまくってました。
コゲラは実はEOS R7とかトラッキングをもっているボディじゃないと結構厳しいですよね 😛
コゲラってあまり1枚の中に2羽収まることがないのですが、珍しく2羽。
うまく収まるかな?と思って頑張ったらなんとか収まりました。
こっちはフルサイズ。
レフ機だとコゲラが何かに夢中になっていないと、至近距離で目にピントを合わせるのは結構難しいですね。
蜘蛛の巣のようなものをついばんでました。まるでラーメンでも食べてるようです 😛
エナガ EOS-1D X mark III ,EOS R7
なんというか、濃厚な色合い。
フルサイズ+EF単焦点レンズはこういう感じになりやすいですね。
そして解像度がもう一歩足りない 🙂
20mくらい。この距離だとR7といえども600mmでエナガは結構厳しいですね。
エナガって群れはするんですが、何羽もが近くでエサをつついてる姿はあまり見ない気がします。
笑えるくらい二線ボケがw
こっちも珍しくメジロとコラボで同じ草をつついてます。
ロクヨン全般なのですが、とにかく背景のボケがうるさくなりがち。
まとめ
今日は急に春らしい日になって、鳥たちが一斉に春らしい行動を開始した気がします。
ただ、ゴイサギはちょっと意外でした 😛 うれしいですが
もうぼちぼち野鳥撮影の季節到来ですね。
Extenderで解像度が低下する現象
遠目にはハッキリしているように見えるんですが、拡大すると酷いことになってます。
今日はEOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM + Extenderで検証…なのですが、明らかに解像度が低すぎるので、Extenderでたまに起きる謎現象を発症していたような気がします。
この投稿でも書いていますが光の状態なのか大気の状態なのか、明るくて光の強い日に起こりやすい現象です(多分)。
ロクヨン+Extenderで撮影しようとするとAFはもちろん、MFですらピントがうまく合わなくなって、なんとか撮っても全く解像しないという状況に陥ります。
Extenderなしでは起こった記憶が今のところないので、おそらくExtender特有な気はしてるんですが..。
流石に枝に止まっているカワセミを普通に撮ってボケボケになるのはおかしいので、おそらくですけど。
これはロクヨン+テレコンの超望遠で猛禽類などを撮影している人と話をすると、同じような現象が起こるという事はよく聞くので多分そうなんだろうなと思ってます。
カワセミ撮影
EF600mm F4L IS II USM + Extender x2
まずEOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM + Extender x2については、AFスピード的にも、解像力的にも、ピント精度的にも厳しいですね。
今日は京都で撮ってる時はほぼノーミスで100%とらえていたのですが、現像してみて「あ~、やっぱりダメか」という感じでした。
さすがにExtender x2で撮ろうというのは甘かった 😛 そりゃx2で綺麗に撮れるならみんな使ってますよね。
EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4
やはり、ExtenderをつけるとAF初動が遅いので4~5コマ目くらいまでピントが合わないことが多いですね。
Extenderありでも、サーボ中はもしかしたらEF800mm F5.6L IS USMより速いのかな?と思ったんですが、やはりそういう事もなかったです。
また、ピント精度の面でも厳しい感じがしてます。
おそらくですが、刹那の時間でExtender越しに合わせたピントは精度が低い感じですね、止まりものでは気にならなかったのが飛び込み撮影では厳しい感じ。
これは以前にEF400mm F4 DO IS II USM + Extedner x 1.4でカワセミを撮ろうと思ったときも同じことを感じました。
EF600mm F4L IS II USM
嫌な感じがしたので、後半戦の滋賀のカワセミはExtenderなしでEOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM状態で撮ってみたのですが、やはりExtenderを使わない場合は上記の症状は全く起きません。
私はまだ800mmで10m~12m距離をしっかり撮れないのですが、600mmなら十分撮れますね 🙂
画素数は若干足りないものの、とても綺麗。
あと、これは恐ろしいことにほぼ1コマ目からピントが合ってます 🙂
まぁ、おそらくですがEF800mm F5.6L IS USMとEF600mm F4L IS II USMでは、AFのスピード自体はロクヨンの方が少しだけ速いんじゃないですかね?
いや、世代が1つ違うので適当な予想ですが。
両方リング型のUSMなのでそんなに違うのかは謎ですが、少なくともロクヨンの方はRシリーズで最高連写速度対応していますので、レンズ↔ボディ間の通信は速そう。
AFエリアについて
ただ、EF600mm F4L IS II USMですが、やはり他のものにAFが持っていかれることが多いように感じます。
ここでも書きましたが、概ねこういう感覚って初めのものが正しくて、カワセミ撮影における被写体のとらえやすさは
- EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USM
- EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM
- EOS R7 + EF600mm F4L IS II USM
の順…というか、私の感覚ではEOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USMがブッチギリでとらえやすいです。
これ、EF800mm F5.6L IS USMのAF性能が高い…というのもありますが、逆にEF600mm F4L IS II USMの方がAF性能が高くて広域でAFできるから起こっている逆転現象ですね。
あと撮影距離や撮り方に依存するところもあって、15~20m付近でカワセミを撮影する場合に丁度いいというのもあります。
今後R1が発売されようが、この偶然の産物の優位性は揺るがない気がしててちょっと怖いんですが。
EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USMが良すぎて、いつまでもEFマウントから移れなくなるやつですね…。
結論
EF600mm F4L IS II USMはExtender耐性が高いので期待してたのですが、やはりカワセミ撮影のようなシビアな条件下ではExtender撮影だとかなり厳しい結果が出たかな?と思っています。
そもそもExtenderってマスターレンズだけではどうしても厳しい場合の緊急用ではあると思うのですが、フルサイズ+大砲でとまりものを撮る場合はそんなに問題がなかったので、特にロクヨンでは常用化されてしまってる感じですね。
私自身、過去ロクヨン使ってた時はほぼExtender x1.4をつけてました。
カワセミ撮影のようにシビアな撮影の場合には、AFスピード、AF精度、画質で難があるかもという感じです。
正直カワセミを撮り始めたころはこの辺りの性能…特に1コマを争うAFスピードの違いはあまり認識できなかったので、改めてEF800mm F5.6L IS USMを売らなくて良かったと、ちょっとホッとしてます 🙂
こうなってくると、
- EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USM
- EOS R7 + EF600mm F4L IS II USM
という、Extenderを使わない構成が最適ということになりますがEOS R7の方はちょっと厳しいので、もう当面はEOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USMかなという感じです。
ただ、「EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USMで歩留まりや画質的に満足できるくらい撮れる」というのは悪い話ではなくて、2029年までは修理対応してもらえる装備ですので後6年はやっていけるということです。それまでにこの組み合わせを上回る装備が出てきたら変更を検討…ですね。
EF600mm F4L IS II USMは2025年で修理対応期間終了ですので。
EF800mm F5.6L IS USMって古いレンズでAFも手振れ補正も古い時期のものにも関わらず、ついこの前までフラグシップレンズとしてEFレンズに君臨していましたが、実際のところ使ってみると納得のレンズだったりします。
検証疲れも出てきてるので、そろそろ装備は安定させて撮る方に集中したいところ。
ま..次回もうすこしだけR7で完全に認識検出系OFFで試してみて、改善が見られなければR1までは1DX3+EF800で固定かな…。
EOS R8
そういえばEOS R8の情報でてますね。
かなり具体的で店舗のフライングぽいので、おそらく正しそう。
- キヤノンのEOS R8の重さはバッテリー、SDカード込みでわずか461g。軽量コンパクトなボディながらトップレベルのパフォーマンスを発揮する。
- EOS R8はスチルと動画の両方に対応するハイブリッドカメラで、ハイアマチュアからプロカメラマン、ユーチューバー、コンテンツ製作者まで幅広く利用できるカメラだ。
- センサーは2400万画素フルサイズ、画像処理エンジンはDIGIC X。連写は電子シャッターで最大40コマ/秒を実現。
- 動画は6Kからオーバサンプリングの4K60p。フルHDで180fpsのスローモーション撮影。録画時間の制限はなし。C-Log3対応。
- AFはデュアルピクセルCMOS AF IIで、目・顔・体はもちろん、飛行機・列車・車・動物などの追跡が可能なトラッキングAFを搭載。
- IBIS(ボディ内手ブレ補正)は非搭載だが、動画ではデジタル手ブレ補正が利用できる。
- バリアングルモニタ、マイク端子、HDMI端子、Wi-Fi、Bluetooth。
- USB-C経由によるストリーミングが可能。(以下、これまでの噂より)
- キットレンズ:RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM
- 海外価格:ボディ1499ドル、レンズキット1699ドル
キヤノン「EOS R8」の特徴とスペックに関する情報読者の方から「EOS R8」の特徴とスペックに関する情報を提供していただきました...
ただもちろんAF演算周期などはEOS R3クラスではないので、今のところは購入予定はありません。
バッテリーも多分E6じゃなくて小さい方でしょうし、色々きついですね。