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EOS R7でカワセミ撮影 最終検証30連

午前は久しぶりに朽木に行ってみたのですが、大雪の影響でとてもじゃないですが踏み入ることすらできず 😛

来週からはEOS-1D X mark IIIを使いそうですので、今日はEOS R7の最終検証気分で京都の川へ。

気持ちを察してくれたのか、なんと30回ほど飛び込んでくれました 🙂

大体25mくらいで遠くはありますが、EOS R7 + EF600mm F4L IS II USMの想定適正最長距離なので丁度良い環境。

今回はかなり多いので成功写真だけ見たい方は、目次から「成功」になってるものだけ見ていただけたら。

カワセミ

飛び込み1 (ほぼ成功)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/4000s 640 -2EV 

少し嘴が上に出てしまいましたが、概ね撮れています。

今日は到着と同時に見つけて、久々に少しまともなのが撮れたのでかなりやる気が出ました。

その後はずっと同じような場所で、同じような感じで飛び込んでくれました 🙂

飛び込み2 (ほぼ失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 500 -2EV 

途中で少しだけあってるのですが、基本的には背景にピントをもっていかれています。

飛び込み3 (成功)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/4000s 500 -2EV 

いつ以来でしょうね…EOS R7で飛び込みをちゃんととらえられたのって(遠い目)。

さすがにこれまで35mm換算960mm 距離15mとかいうシビアな環境で訓練していたので、距離25mならほぼ中央付近でとらえられていました。

DPP検証

この距離だと水しぶきに合おうが本体に合おうが大差ないくらいの被写界深度の深さですので、完全にとらえられてますね。

トラッキングOFF、動物検出OFFです。

飛び込み4 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/4000s 640 -2EV 

これは、ほぼど真ん中でとらえてるんですが…うまくいかず。

DPP検証

今日試していてとにかく多かったのが、途中までピントが合っているのになぜか突然ピントが…というパターン。
AF合焦エリアをみてもなんで?という感じ。

まぁ…この辺りは画像認識系OFFでのピント精度の低さですかね…?

飛び込み5 (成功:本日のベストショット)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/4000s 400 -2EV 

実に久々の大成功です。

魚は小さいですが、ここまで完全にとらえられたのは久しぶり….今日はこれだけで満足です 🙂

ただ、飛び去りのあたりで被写体ブレなのか、少しだけブレてますね。

1/4000ではあるので、まぁ…やはりEOS R7はブレにシビアだなと。

DPP検証

後ろの背景に撮られることもなく、完璧です。

トラッキングOFF、動物検出OFFです。

飛び込み6 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/4000s 1000 -2EV 

完全に背景に持っていかれてます。

とにかく復帰してくれない…。

飛び込み7 (1枚のみ)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/4000s 640 -2EV 

浮上の1コマだけがジャスピンで、他は外れてまず。

これも、そもままピント動かなければ良いのに次のコマから外れているという。

DPP検証

いやこれ、むしろ8コマ目の方があってるはずですよねピント…。

飛び込み8 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/2000s 500 -1EV 

完全に背景に持っていかれてまったく復帰せず…。

飛び込み9 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 400 -2EV 

同じく、背景をずっと掴んでます。

飛び込み10 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 640 -2EV 

同じく背景を掴みっぱなし…。

飛び込み11 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 500 -2EV 

同じく…だだ、浮上の瞬間は1枚だけまぐれ当たり。

飛び込み12 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/4000s 1250 -2EV 

同じく…もうこの背景の掴み易さはどうにもならんですね。

飛び込み13 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 400 -2EV 

同じく…。

もう一つ記憶が定かではないですが、この辺りで失敗し続けているのは

トラッキングOFF、動物検出ON

だったと思うので、中途半端に検出ONにするのはカワセミではあまり良くないのかもしれず。

飛び込み14 (半成功)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/4000s 400 -2EV 

ようやく半分くらいとらえてくれました。

コマ数みるとわかりますが、潜ってる時間がかなり長くてその間に何とか掴んでくれた模様。

今日は京都の川ですが、普段行ってる場所ではありえないやつです。

DPP検証


どうやら、ちゃんととらえてくれている模様。

トラッキングON、動物検出ONだったはず。

飛び込み15 (飛び去り)


Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/2000s 320 -1EV 

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/2000s 320 -1EV 

これは飛び込みではないですが、珍しく飛び込み後の戻りを。
これはトラッキングが効いたのかうまく背景に持っていかれずに追尾してくれてます。

飛び込み16 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 2000 -2EV 

この角度で完全にとらえてくれると恰好良いんですが、難しいですね。

EOS-1D X mark IIIなら確実にとらえられてますが、解像度が足りないという..。

DPP検証

浮上して安定したところでピントが一応は合いましたが、DPP的には全く関係ない場所をつかんでます。

飛び込み17 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/2000s 1000 -1EV 

途中からあってくれていますが、これまた…。

DPP検証

いや、なんでそこ掴むの?みたいな。

飛び込み18 (成功..角度がいまいち)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 3200 -2EV 

これは、奥に向かっての飛び去りだったので横移動もなかったためか、トラッキングが効いてます。

DPP検証

同じようなポーズで長時間動かないでいてくれたのが大きいですね。

やはり、EOS R7だとカワセミがある程度浮上の手間取るか奥に向かうかして、同じ場所にカワセミがしばらくとどまって動物認識なりが働かないと厳しい感覚。

飛び込み19 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/2000s 3200 -1EV 

ただ、なんとなくですがちょっと慣れてきました。

飛び込み20 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 800 -1EV 

失敗..なんですが、これも奥に向かって飛び去ろうとしていたので比較的トラッキングで掴む猶予があった気配。

飛び込み21 (半成功)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/2000s 800 -1EV 

微妙ですが、一応トラッキングが効いています。

ただ、ブレがあるなぁ 😛

飛び込み22 (成功)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/2000s 2500 -1EV 

とうとう、トラッキングONで成功です。

トラッキングONでちゃんと撮ったのって、過去なかったのではないでしょうか… 🙂

飛び込み23 (半成功)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/2000s 3200 -1EV 

ちょっと手前に向かって飛んでくる系は荷が重いですね 😛

ただ、惜しいです。

飛び込み24 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/2000s 640 -1EV 

5,6コマ目でカワセミの体がニョーンと縦に伸びてます。
ローリングシャッターの歪みですね。

この回はしばらくは飛び出しからトラッキング努力を少し…だだ、背景にピントが持っていかれて戻ってきません。

飛び込み25 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/2000s 3200 -1EV 

この回も飛び出しから撮る努力、背景にピント。

飛び込み26 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/2000s 1600 -1EV 

この回も同じく、背景にピント。

飛び込み27 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/2000s 3200 -1EV 

同じく、背景にピント。

飛び込み28 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 2500 -2EV 

この辺りは全般的に、背景のハッキリとしてる水面にピントが持っていかれてます。

まぁ…後でまとめますが、この撮り方はEOS R7ではちょっと厳しい。

飛び込み29 (半失敗)


2段階の場合は1度沈みます 🙂

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/2000s 3200 -1EV 

これは私のミスで、フレームからはみ出てしまいました。

2段階浮上してくれる時は着水点でしばらくとどまってくれるので、トラッキングで掴むチャンスなのですが、フレームにちゃんと入れてればイケテそうだったので残念。

飛び込み30 (失敗)

Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/2000s 2000 -1EV 

やはりトラッキングはもうひとつ歩留まり悪いなぁ…という感想。

まとめ

この季節は魚が小さくて何度も飛び込んでくれるので、カワセミには悪いですが、撮る方…特に検証している身としては非常にありがたかったです 🙂

これまでの結果ではちょっとEOS R7では厳しいかな?という感覚でしたが、今日固めて撮ってみて、少なくとも25mレンジでは何とかなるという感触は得られました。

今日は、

  • トラッキングOFF、動物検出OFF
  • トラッキングOFF、動物検出ON
  • トラッキングON、動物検出ON
  • トラッキングON、動物検出ONで飛び出し前からトラッキング

で撮ってみました。

結果としては、やはり「トラッキングOFF、動物検出OFF」が最も無難かな?という印象。
まぁ…要は一眼レフと同じような撮り方ですね。

水しぶきごとカワセミを「面」でとらえてくれることが多くて、結構ピントが合いました。
EOS-1D X mark IIIが戻ってきたらEOS R7で撮る場面は基本的に距離が20m以上になりますので、なんとかなりそう。

「トラッキングOFF、動物検出ON」は確か背景にとられまくっていたので、安易に検出ONにするよりは全OFFの方が良いかもしれず。

「トラッキングON、動物検出ON 」は、過去に何度か書きましたが初動でAFエリア内の物体を画像認識で正確にとらえてくれることが結構あります。
ただ、EOS R7は掴むまでが遅い感じがあってカワセミの場合、かなり運が絡む感じです。

「トラッキングON、動物検出ONで飛び出し前からトラッキング」ですが、これはちょっと意外でしたが追従はかなり遅いものの、思ったよりも継続して合わせようとはしてくれます。EOS R3なら確度高く掴めるのかも?という感じですね。

今日はほぼ似たようなシチュエーションで30回という数の飛び込みをカワセミ様が披露してくれたので、自分の中ではかなり明確な検証結果を出せた気がします。
25m離れてたので8割~9割方は真ん中付近でとらえられていたこともあり、そういう意味でもわかりやすかった 🙂

EOS R7で25m~でも撮れなかったらどうしようかと思いましたが、歩留まりは5~6割程度には持っていけそうな感触をもてました。

逆に~15mではEOS R7 + EF600mm F4L IS II USMでは私は絶望的に撮れなかったので、距離によってすみわけですね。

  • EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USM … ~20m
  • EOS R7 + EF600mm F4L IS II USM … 20m~

これで歩留まり的にも解像度的にも満足できる写真を撮っていけそうです 🙂

20m付近でどちらを使うか悩むところですが、その場合は天気や明るさ次第ですね。

さて…来週は久々のEOS-1D X mark IIIで頑張りたいなと。

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