というわけで、年末休暇の1日目。
EOS R7、EOS-1D X mark III、EF600mm F4L IS II USMで撮ってきました。
結果としては…微妙。
カワセミ
水浴び1 (EOS-1D X mark III)
暗くて結構遠い..のはあるんですが、ピントあってませんね。
DPPのAFエリア表示。ひどいもんです 😛
EF600mm F4L IS II USMで撮るようになってから、どうでもいい場所でも、AFが拾ってくることが増えた気がします。
水浴び2 (EOS-1D X mark III)
私の撮り方だと、狩りの場合は水しぶきが上がる前のショットはなかなかないので貴重 🙂
ただこれもDPP見た感じ、ピントが合うべくしてあっているのではなく、水面の像に持っていかれているものの、たまたまあっているだけです。
何かEF600mm F4L IS II USMで撮り始めてから、こういうケースがEOS-1D X mark IIIでも増えている気がします。
EF600mm F4L IS II USMはExtender x1.4をつけていると、そんなにEF800mm F5.6L IS USMとの違いはないはずなのですが。
水浴び3 (EOS-1D X mark III)
とはいえ、水がらみでちゃんとしたショットを撮れたのは実に久々。
水浴びなので写すのは簡単なのですが、今日はカワセミをうまく追跡してこのシーンに立ち会えたことの方が自分としては嬉しかった 🙂
こっちに飛んできたしおそらくこの辺にいる、あそこで飛んでここに止まったら水浴び連発でくるからダッシュして準備…という感じで。
飛び込み(EOS R7 失敗)
今日は朝に現場に到着したらいきなりチャンスでしたので、明るかったのもあってEOS R7で。
そして、見事に失敗。
トリミングしていてわかりづらいので、2コマだけDPPの合焦エリアを貼ります。
手前でカワセミが飛び込んで水しぶきが立っても関係なく、はっきりと見える水面に写る背景にずっとピントが持っていかれてます。
これはトラッキングも動物検出もすべてOFFなのですが、これやられるともうAFエリア狭くするしかない感じです…。
どうしたらいいんでしょうねこれ。
EOS-1D X mark IIIで失敗しているときは、「被写体をしっかりAFエリアに入れることができていない」ことが多いのですが、EOS R7の場合は「被写体をAFエリアに入れても背景に持っていかれる」というケースが非常に多いです。
今日はこのチャンスがうまく撮れてなかったのを現場で確認して、そっとEOS R7を片付けました…😛
「これは撮れただろう」という自信があってプレビューみてダメだった時の精神的ダメージは大きい..。
EOS-1D X mark III Extender比較
EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM + Extender x ?
このくらい近いと Extender x2 が画素数も多くて最も解像してるかなという感じ。
EOS-1D X mark III はそもそも高解像ではないので、Extenderをつけてレンズの解像力が多少落ちてもあまり関係ない感が。
EOS R7 + Extender x1.4
EOS-1D X mark IIIの600mmはやはり画素数が足りませんが、EOS-1D X mark IIIの840mmはExtender x1.4を感じさせず綺麗です。
EOS R7 600mmも綺麗ですが、840mmは少し顔のあたりが崩れてます。
ピントがあってないだけか?とも思ったのですが結構な枚数撮ったのに全部おなじような症状でした。
カワセミの20mレンジではやはり、
- EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4 (換算840mm)
- EOS R7 + EF600mm F4L IS II USM (換算960mm)
この2つが飛び込み撮影時のフレームの余白的にも、使える組み合わせかなという感覚。
EOS R7 + EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4
なんとなく、予想はしていましたがやはり EOS R7 + EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4 はちょっと甘いですね。
こちらはExtender x1.4なし。
EOS R7は高解像力なレンズでもExtender x1.4をつけるとすべからく甘くなるのですが、MTFチャート上では大丈夫そうなEF600mm F4L IS II USMでも同様な気配です。
ただ、他のレンズと比べると全然許容な感じはありますが。
EOS R7では、EF400mm F4 DO IS II USM、EF600mm F4L IS II USM、EF800mm F5.6L IS USMすべてExtenderなしで使うのが良さそう。
あと、これは昔から感じていたのですがExtenderは許容できるシチュエーションと、厳しいシチュエーションがありますね。
光量が足りない場面では厳しくなるのと、あとはやはり近くの被写体を大きく撮る分には画素数がドカンと増えるので気にならないのですが、遠くの被写体を撮ると厳しく感じます。
下の写真の方が光量は少ないのですが、シャキっとしてますね..。
まとめ
EF600mm F4L IS II USMでテストし始めてから、かなり苦戦してます。
EOS R7でもEOS-1D X mark IIIでも、とにかく水面に写った像をとらえることが増えてる感じです。
「そんなのフレーミングがあまいだけだろ?」
って話はもっともなのですが、EF800mm F5.6L IS USMの時そんなに気にならなかったのが不思議ですね。
今日はしょっぱなからEOS R7で失敗して心が折れました。
まぁ…なんとか1日1回はEOS R7で撮って徐々にコツをつかんでいきます…。
AFが遅い…というよりは、とにかく「全く関係ない背景にピントを合わせにいってしまう」感じなんですよね。
今日の結果を踏まえてもうちょっと設定を変更してチャレンジですね 😛