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EOS R7で野鳥撮影 カワセミ EF600mm F4L IS II USM

はい、もう沼に沈みきってますがEF600mm F4L IS II USMです。

現装備

そういえば、フードをいれるとロクヨンってハチゴローより大きいんですね 😛 径が大きいからか

EOS-1D X mark III、EOS R7、EF400mm F4 DO IS II USM、EF800mm F5.6L IS USM、EF600mm F4L IS II USMです。

ロクヨンのII型は3年前くらいに使ってたので復活となります。

レンズコートはすでに持っていたので流用。三脚座の部分が足りない気がしますが。

カワセミ

今日は天気も良かったので、ロクヨンが届いてすぐ検証がてらカワセミを見に行ったのですが…。

見事に到着と同時に飛び込みで間に合わず 😛 最近このパターン多いなぁ

というわけでチョロチョロ撮ってきました。

EOS R7 + 600mm、840mm(Extender x1.4)、800mm

いつもの気の良いカワセミが比較的近くにとまってくれたので、それぞれ同じ位置から撮り比べ。

慌ててしまったのもあってしくじって600mmの方はちょっと絞ってしまってます。背景がうるさいのはそのせい。

EF800mm F5.6L IS USM、やはり頭一つ抜けて綺麗に解像してます。

ただロクヨン単体で撮ったほうが立体感はあるので「作品」をとるならロクヨンでしょうね。

「鳥をシャッキリ奇麗に撮る」ならハチゴロー。

このあたりは焦点距離による圧縮効果の違い。

EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4は、やはり少しボヤっとしてます。

EOS R7ほど画素ピッチが狭いと、やはりこのあたりのちょっとした違いが顕著に出ますね。

EOS R7でExtender x1.4は逆効果になるのでマスターレンズでの使用が前提だなぁと、改めて実感。

まぁ、まだまだ試行回数が足りませんが。

これはかなり近くのカワセミを撮ってますが、距離が離れるにつれてボヤけは顕著になると思われます。

被写界深度



Canon EOS R7 600mm ƒ/5 1/160s 100 +1EV 

下の写真、恐ろしいことにノートリです。
600mmなので、これどんだけ近いんだってくらいの距離で撮りました。

800mmだと最短撮影距離にひっかかっていそう。

EF600mm F4L IS II USMの最大撮影倍率が0.15、EF800mm F5.6L IS USMが0.14なので近づけさえすれば、ロクヨンの方が少し大きく撮れはするもののなかなかの大きさです。

顔はバキバキに解像していますが、身体の羽毛は途中からボケてます。

EF800mm F5.6L IS USMで撮ってると被写界深度ってあまり気にしなくていいんですが、ロクヨンは近い時はそういえば気を付けないといけないんだったなぁ…と。

こういう所はEOS R7の瞳AFがすさまじく便利ですね。

飛び込み失敗


Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 160 -2EV 

手前にゴミがあったので仕方なくはあるんですが、まぁ…トラッキングはやはり別のものに持っていかれて厳しいですね。

シャッター押下時にちょっとだけカスった手前のごみをトラッキングしてしまってるので、それ以降は何やっても合わず。

AFエリアはゾーンである程度絞ってるんですがそれでも…ですね。
本当に水しかないような状況じゃないとEOS R7で撮るのは厳しい気が。

これで本当に成功率1割台に突入した気がしますw


Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 400 -2EV 

なにか、緑のレンズフレアみたいなのが見えますね…?

前にEOS R7 + EF800m F5.6L IS USMで撮ったときにも出ていて少し気になったんですが。


Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 500 -2EV 

止まり際にちょろっとピントが合ってくれました。

ただ、やはりSS 1/4000で撮っても何かボヤっとしてますね。

EOS R7でカワセミ撮る人はみんな同じようなことを言ってるんですが、なんなんだろう?

止まりものを撮ると超ガチピンでシャッキリなので、やはりSS 1/4000だと被写体ブレしてる…?

今日は試しに電子シャッターで撮っていたので、メカシャッターの振動は関係ないことはわかりました。

これ、解決できないとかなり厄介ですね。

もちろん、EOS-1D X mark IIIだとそういうのは全く起きません…。

EOS R7の画素ピッチだとどうしようもないようだときついですが?

飛び出し (EOS-1D X mark III)


Canon EOS-1D X Mark III 840mm ƒ/5.6 1/4000s 1000 -1EV 

逆にEOS-1D X mark IIIの方はExtenderつけようがつけまいが違いが判らない…という感じなので、次はExtenderありで飛び込みを撮ってみてAFスピードが問題なければ、こっちはそれでいいかなという感じ。

1D系っていろいろ胡散臭くて、Extender x1.4をつけた時のAFスピードがあまり落ちない気がするんですよね。

EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM + Extedner x2ってF8ですが191点AFがきくのと、
フルサイズ1200mm 2020万画素 = 2020 ÷ (1.6 × 1.6) × (1200/600) × (1200/600) ≒ APS-C 3250万画素 600mm
なのでほぼ解像力は一緒。

Extender x2は遠くの被写体ではレンズ解像力的に厳しいですがフレームに大きく入れる場合はRAW現像でなんとかなるので撮れさえするならなんとか….。F4⇒F8でISOが4倍になりますが、晴れてればいける気もします。

まぁ35mm換算1280mmで相当フレーミングが厳しかったので、35mm換算1200mmでも当然きつそう 😛

試してみる価値はありますね 🙂

気の良いメジロ

Canon EOS R7 840mm ƒ/6.3 1/200s 320 +1EV 

かなり暗い中、EOS R7 + EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4で撮りました。

これは解像してますね。かなりコンディション悪かったのでちょっとびっくり。

なんというか、解像するときとしないときの条件がまだつかめず…。

EF800mm F5.6L IS USMはいつでも解像してる気がするんですが。

まとめ

今日は現地での運用テスト的に撮ってました。

三脚座のプレートの位置調整したり、R7と1DX3どう切り替えるのが楽か模索したり、撮影というよりはそっちをいろいろと。

あとEOS R7、EOS-1D X mark III、EF600mm F4L IS II USM、EF800mm F5.6L IS USMを持ってかなりの距離を歩くという修行のような事をしてたのですが、とても重かったです(あたりまえ)。

EOS R7でのカワセミ撮影は相変わらず失敗。
この装備でしっかり撮れるようになる日はくるのだろうか…?

次はメカシャッターSS1/8000ですね。

なんかまずカワセミとは別のものでテストした方が楽な気がしてきた?

EF600mm F4L IS II USM所感

画質 マスターレンズ状態では綺麗、ただ小鳥のとまりものには焦点距離が足りない。
EOS R7 + Extender x1.4では綺麗な時はあるが、緩い時もある(要検証)。
EOS-1D X mark III + Extender x1.4ではあまり気にならない。
AFスピード マスターレンズ状態では非常に速い(ハチゴローと同等以上)。
EOS R7 + Extender x1.4では鈍い感じがあったけどこの組み合わせでは使わない。
EOS-1D X mark III + Extender x1.4では未確認。
AFエリア EOS-1D X mark III + Extender x1.4でも191点クロスAFが使える。
EOS-1D X mark III + Extender x2でも191点AFが使える。
手ブレ補正 ハチゴローと違ってMode3があるので少しでもブレを抑えられないか検証。
連写 EOS R7でも安定して速い。
重量 4kgなので重い。
EF400mm F4 DO IS II USMはやはり偉大。
サイズ 大きい。
前にRF600mm F4L IS USMを使っていた時のショートフードがあるので使う。

流石にロクヨンがあれば全部解決とかいうわけには全くいかず 😛 そんな甘くない

やはり用途によって使い分けですね。

次回はいったんEOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4で飛び込みを撮ってみて、EF800mm F5.6L IS USMの時と同様に使えるかを検証。

使えるならAFポイント数が増えてクロス測距になっているので、ロクヨンの方を使った方がベター。

その場合カワセミ撮影時はEOS-1D X mark II、EOS R7、EF600mm F4L IS II USM、Extender 1.4、EF400mmF4 DO IS II USMを持ち歩く感じ。

ただ、それが厳しかった場合でもEOS-1D X + EF800mm F5.6L IS USM、EOS R7 + EF600mm F4L IS II USMという2系統に完全に分離できるので片方リュックに入れて運ぶ必要はあるものの、切り替えはかえって楽。重いですが。

それが終わったら、いよいよEOS R7 + EF600mm F4L IS II USMでどうやったら綺麗に撮れるか検証。

F4だと暗くなってもまぁまぁ許容範囲くらいのISOで撮れていたので、悪天候以外はそれなりに時刻が遅くなっても行ける気配はあり。

どうしても無理だった場合でも、EOS R1で多分すべて解決すると思うので、それまではだましだまし。

R1はクアッドピクセルCMOSと、グローバルシャッターきませんかねぇ…120万円くらいいきそうですが。

流石に台所事情的に限界なのでR1までは追加投資はナシ? くたばってまう

ロケハン

よく考えたらいま通っている京都の川で長く撮っているものの、あまりロケハンしてないなぁ…という事で、最近はひたすら河川敷を歩いてます。

  • カワセミの個体は3羽いる。すべてオス。
  • a.1羽は警戒心が強い、b.1羽は15~20mくらいならOK、c.1羽は全く逃げない。
  • aは今のところ3/3でいる。ただ、遠くて撮影距離がかなり長くなるのため、このエリアは行かなくて良いかもしれない。
  • bはほぼいない。狩りの時だけやってくる。
    撮影はしやすいが20mくらい。
  • cはたぶん現地で休憩もしてるので、いつ行ってもどこかにいる。
    撮影はしにくい時もあるが10mくらいで撮れるときもある。

今日も3体ともいましたが、圧倒的にcとの遭遇率が高かったのとチャンスも多かった。

bはあまりこないものの、撮影環境的には安定してるのでEOS R7 + EF600mm F4L IS II USMを試すのにうってつけ。

cはいつでもいるものの、撮影環境的にはEOS-1D X mark IIIが色んなパターンに対応できて良い。撮ってて面白い。

という感じ。

まぁ、c主体がいいかなと思い始めてるのが昨今の状況。

 

さて…今年は年末年始なにもないので野鳥撮影にあけくれる予定ですが、天気が良いことを祈ります。
いつまでも京都の川だけ通うわけにもいかないので、そろそろ近場探索も再開したいですね。

どうも20mくらいの幅でカワセミが狩りをするのに丁度良い川がないんですよねぇ..。

P.S.
そういえば、EF600mm F4L IS II USMって昔修理センター持ち込みでファームウェア更新がありました。
もし使っておられる方はver1.1.1になっているか確認することをお勧めします。
私のは幸運にも更新されてました 🙂

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