今日は天気も良かったので逃げないカワセミがいないのを確認後、京都の川へ。
その後、娘が遊びに行きたいというのでかなり久しぶりに金勝に行ってきました。
カワセミ
本日のベストショッツ (EOS-1D X mark II + EF800mm F5.6L IS USM)
到着早々にカワセミがいたのですが、ようやくすべてに満足の撮影ができました。
思わず現場でプレビューで見て「おしっ」と小さくガッツポーズ。
飛び込み場所を予測して、その場所がススキなどの影にならないように太陽の方向も意識してポジショニング。
飛び出しからのパン棒操作もシャッターのタイミングも概ね完璧、獲物も大きいのを捕ってくれました。
浮上した瞬間がピントの合う前だったのは少し残念ではありますが。
DPPでも見てみましたが、ちゃんとカワセミに合焦エリアがいってました。
いまの撮り方は飛び込み先がわからなくても何とかなる撮り方をしているのと、いろんな装備を試していたので半年ほどかかりましたが、飛び込みについては安定したかなという感じです。
次は飛び出し~着水も追っかけていく感じですかね…。
ただ私としては着水以降しかあまり興味はないので、あとは数を重ねていろんな表情を撮りたいくらいなんですけどね 😛
奇跡の1枚 (EOS-1D X mark II + EF800mm F5.6L IS USM)
これ、もう一度撮れと言われても絶対無理です。
ススキがボーボーと生えている中、ダメもとでシャッターを切ったらジャスピン。
連写中ピントがあってたのはこれだけですが、とても綺麗な浮上写真です。
本日のベストショッツよりも手前に飛び込んだので、解像度高く撮れてます。
光の方向も良く、カワセミの体に水しぶきの影が写っているのも非常に良いですね。
ちょっとこのショットは今後も撮れないであろう、奇跡の1枚な気がします。
チャレンジ:一応成功 (EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USM)
今日は1回目の飛び込みがベストショッツだったので、途中でEOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMでチャレンジしていました。
APS-Cなので、35mm換算1280mm。連続写真の方はノートリです。
ノートリ写真を見てわかる通りこの環境でこの焦点距離だと、飛び込みをほぼ中央にとらえていてもカワセミが浮上のために水中を移動するだけでフレームアウトする勢い。
トリミングした1枚は、本当にフレームの端ギリギリで残してます。
やっぱこの焦点距離はちょっと厳しいですね…。
あと、ピントが合うまで4コマ。やはり少し遅い感覚。
しかし、さすがに出てくる写真は高精細。この焦点距離で中央にとらえ続けられる日はくるんだろうか…。
チャレンジ:失敗 (EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USM)
EOS-1D X mark IIと同じタイミングで撮ってるつもりではいるのですが、レリーズタイムラグとサーボ時の連写設定ができない関係で一瞬遅れますね。
あと、ジンバル雲台使っているせいなのかわかりませんがボディ+レンズが重い方が素早く振れるので、パン操作の加減を間違えた気もします。
これは慣れなところもありますが、撮影フィーリングはやはりEOS-1D X mark IIの方が良いですね。
とまりもの (EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USM)
相変わらずEOS R7綺麗だなと。くちばしが光り輝いている 🙂
これみると、とまりものはちょっと1DX mark IIで撮る気がしませんw
ただ、光量がたりなくなると途端に厳しくなるのはAPS-C 3250万画素の宿命ですね。
その他 (EOS R7 + EF400mm F4 DO IS II USM)
エナガ
やはりこのキレは相変わらずヤバいなと。
そんな近くでもないですし、明るくもないんですが、400mmでこれが撮れるのは本当にすごい。
もう夕方で日も沈みかけている中、本当に適当にパシャリとしてますがやっぱ綺麗ですね…。
こういう写真は、ちゃんとエナガを掴んでくれるEOS R7は本当に楽です。
ヤマガラ
これももうかなり真っ暗です。
あとでRAW現像時にガッツリ露出上げてますがとても綺麗。
EOS R7は、本当にRAW現像しやすいですね。
まとめ
カワセミ撮影について
EOS-1D X mark IIで撮り始めて3週目ですが、これまでの苦労が嘘のように撮れます 😛
EF800mm F5.6L IS USMに慣れてきたのもありますが、EOS-1D X mark IIでのカワセミ飛び込み撮影はなんだかんだ80%くらいは成功しています。
カワセミ撮影に限定するならば、ミラーレスは今のところまだ一眼レフにはおよばないというのが正直な感想ですね。
私としては今のカワセミ撮影環境だとフルサイズ 2000万画素でそんなに解像力的な厳しさは感じないので、EOS 1DX系 + EF800mm F5.6L IS USMはカワセミ用固定装備として使い続けようかと。
どうしてもカワセミは週1くらいしか撮りに行けないので、フレームにとらえれば確実に撮れるという安心感と、レスポンスの速さ、ISO12800くらいまでなら全然いけるという余裕の方のメリットが大きいですね。
カワセミ撮影の初心者の域は少し抜けた気がするので、今度また簡単な(?)撮り方はまとめようかと思ってます。
飛びものと止まりもの
この前オオワシやトビを撮っていても感じたのですが、飛びものは全般的にミラーレスより一眼レフの方が安定する感覚があります。
逆にとまりもの(枝の間を動き回るのを含む)はEOS R7の独壇場ですので、やはりCanonを使うならEOS R7と1DX系の両方を使うのがベターと思ってます。
EOS R7とEF400mm F4 DO IS II USMとの相性が良すぎて、山とか森はこれ以外では行く気がしないですね。
EOS R7 + EF400mm F4 DO IS II USMは2.7kgぐらいの軽量装備なのですが、EOS 1DX mark II + EF400mm F4 DO IS II USM + Extender x1.4になるともう4kgくらいになってEOS R7 + RF600mm F4L IS USM持ち歩くのと変わらないんですよね 😛
ただ、装備は重さだけじゃなくてサイズも重要ですので、ロクヨン持ち歩くより楽ではあるんですが。
EOS-1D X mark III
EOS-1D X mark IIIをいきなり購入して全然カワセミ撮れなかったらダメージが大きいのでmark IIで試していたのですが、むしろCanonを使うなら1DXを使うのがベターなことがわかったので、早い段階でmark IIIに買い替えるつもりです。
一眼レフ→ミラーレスへの移行はもう数十年は来ないカメラの一大イベントだったので、趣味として変化を楽しむ最後の波だと思ってじゃぶじゃぶお金使って遊んでましたが、さすがにお金使いすぎなので、2029年の修理可能期間まで、そろそろ装備固定しようかと 🙂
もちろんそんなこと言って、EOS R1が全ての面でEOS-1D X mark IIIを凌駕していれば悩みますが、ただRFレンズじゃないと本領発揮できないでしょうし、そこでまた検証始めたら100万円以上は飛んでいきそうで流石に厳しいなと。
もちろんEOS R7の後継が積層裏面照射とかなら考えますが、ちょっと期待できない気もしてます。
修理可能期間が切れると乗り換えも厳しくなるので、まぁ後6年は固定…R1の後継が丁度出てくると思いますので、その時にまたフルチェンジを考えるという感じですかね。
まぁ、沼にいる奴の言葉なんて信用しない方が良いですが。
装備
シチュエーション | 装備 |
山、森、散策、とまりもの | EOS R7 + EF400mm F4 IS II USM (+ Extender x1.4) |
カワセミ飛び込み | EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USM |
ヤマセミ、猛禽類 | EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USM EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USM + Extender x1.4 |
本気とまりもの | EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USM |
オオワシの飛翔などが結構いけたのもあって、ヤマセミはまた今度フルサイズでも試してきたいですね。
今日は良い日でした 🙂