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EOS R7 + EF400mm F4 DO IS II USM 検証 京都府立植物園

今日は京都の川にカワセミを撮りに行ったのですが、

この距離でAPS-C 800mm(換算1280mm)はやっぱ無理 😛

というのを思い知らされたのと、400mmにスイッチして待っていたら絶好の機会を見逃すという残念な出来事があったので、早めに京都植物園にしけこみました 🙁

京都植物園でよくいる小鳥たちと戯れるときは大体は検証ですが、今回もEF400mm F4 DO IS II USMの検証を進めてきました。

今日の写真

今日は検証主体でしたのでサラっと。

ジョウビタキやアトリもよく見るようになって、季節がかわったなぁという印象。

あとは、若が育って活発に動き回っているのでとにかく数が多いです。

若いコゲラなんかは、2m~3mくらいまで近づいても全く逃げずに一心不乱に木をツツいていました。

ただ、一心不乱にツツいてるコゲラ撮るのって難しいですね 🙂
綺麗に撮ろうと思うとシャッタースピードがまるで足らず。

これから野鳥撮影を始めたい方は、いまの季節がオススメですね? 紅葉も綺麗でした

EOS R7 + EF400mm F4 DO IS II USMで起きている問題

EOS R7 + EF400mm F4 DO IS II USMはそのままだと綺麗なのですが、Extender x1.4をつけるとかなりブレやボヤケが出るというのが問題。

  • 焦点距離がのびたことによる手ブレ
  • F値が暗くなってSSが遅くなったことによる手ブレ、被写体ブレ
  • ISOが高くなりがちなことによる高感度ノイズ
  • Extender x1.4による解像力低下

たぶんですが、これらが複合で起こってます。

ですので、今日はExtender x1.4では三脚を使った撮影をしています。

Extender x1.4あり/なしの傾向

概ね同じようなシチュエーションです。
アイキャッチを無視しても羽毛のあたりの解像がまるで違います。

ちょっとExtenderアリの方が暗いですがこの写真だけではなく全体的に同じような傾向がみられます。
明らかにExtenderなしの方がシャキっとしていますね。

MTFでみるとこのくらいの差があってほぼ中心部を比較していますので、EOS R7 APS-C 3250万画素の場合、30本/mmが 0.83と0.9でここまで違いが出るという事ですね。

ですが、話はそう単純ではなくて、特に最近のRAW現像ソフトはクォリティが高いため、「少し解像感がなくても、被写体をより多くの画素で撮っておけば後でクォリティアップできる」という時代です。

もちろん加工した写真は見れば大体わかるんですが、拡大してみないとわかりませんしね 😛

Extender x1.4ありの傾向

アオジ

RAW補正前


Canon EOS R7 560mm ƒ/6.3 1/200s 400 
※ノートリ

ほとんど目いっぱい近寄っているのですが、どうもシャッキリしません。
この大きさで撮れれば、Extenderなし、ロクヨン、ハチゴローなどならバキバキに解像しています。

RAW補正後

シャープネスや明瞭度を上げると「羽毛がエナメル質で少し太い感じになる」というのはあるのですが、写真がとてもシャッキリしますね。

レンズのレベルが1,2段階上がったような感覚です。

アトリ

RAW補正前


Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/125s 200 
※ノートリ

これもかなりの近距離ですが、シャキっとしません。
等倍でみたらわかると思いますが羽毛もモヤっとしています。

現場でこういうの見ると「う~ん」ってなるんですよね..。

この写真なんかがこれまで何度か書いていた「ブレてるのかボケてるのかいまいちわからない」、ボヤっとした、写真です。

三脚撮影で何枚も撮った中の1枚ですので、まぁこれはやはりテレコンによる解像度の低下でしょうね。

RAW補正後

シャッキリ、羽毛も解像してますね。

こちらもレンズのレベルが1,2段階上がったような感覚です。

Extender x1.4なしの傾向

シジュウカラ

RAW補正前

Canon EOS R7 400mm ƒ/5.6 1/320s 125 
※ノートリ

何も手を加えずとも相当シャッキリしています。

RAW補正後

暗部を少し持ち上げたりはしていますが、RAW加工後でも大きな変化はありません。

RAW補正前

Canon EOS R7 400mm ƒ/5.6 1/200s 400 

拡大するとよくわかりますが、撮って出しの状態で羽毛が綺麗に解像しています。

RAW補正後

同じく、加工後も大きな変化はありません。

まぁ、L単じゃないけどL単画質ですね 🙂

まとめ

EF400mm F4 DO IS II USMの運用

EF400mm F4 DO IS II USM + Extender x1.4ですがおおむねの予想通りで、

  • 三脚撮影ならばブレは基本的におきない
  • Extender x1.4による画質劣化でシャッキリしないボヤケたような写真になる
  • シャッタースピードは遅く、ISOは高くなりがち

という結果です。

使っている感じ、Extender x1.4をつけての撮影では私のスキルでは手ブレが厳しいのと、EOS R7はISO1600を超えると相当厳しい写真になるので手持ちExtender x1.4は無理かなという印象。

「手持ち時はExtender x1.4なし、三脚運用ならExtedner x1.4もアリだがRAW加工必須」

という感じになりそうです。

今日は後半はExtedner x1.4なしで手持ちで撮影していましたが、撮影環境(被写体までの距離や明るさなど)を考慮しても特に問題なさそうでした。

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もう全然ダメだったので写真すら残ってないのですが。

先日、800mmでもなんとかなりそうと思ったものの、無理ゲーでした 😛

今日は3回ほど飛び込みを撮れるチャンスがあったのですが、全く話にならず。

AFスピードがどうの以前の問題で、クローズアップされすぎて飛び出しからレンズを振っている間にサーチ駆動のようなものが発生するので、少なくとも飛び出しから追っかけるのは私には無理 😛

もっと余裕で撮影できるようになってから考えます…。

ということで、カワセミはEF400mm F4 DO IS II USMで撮ることに。

三脚運用なのでExtender x1.4をつける予定ですが、ISOを考慮してExtender x1.4なしにするかもしれず。

デフォーカス

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今日はEF400mm F4 DO IS II USMのテストでひたすら小鳥を追いかけまわしていたのですが、季節がら近くの枝に小鳥が止まることが非常に多いです。

で、ひたすらデフォーカスの嵐です 😛
たぶん撮影機会の60%以上は逃してます。

ちょっとストレス通り越して無理ゲーな感じがあるので、手持ちEF400mm F4 DO IS II USMの時の一眼レフ機を本気で考えている所です。

EOS R7に近いアウトプットを求めるなら、同じAPS-C 3250万画素のEOS 90Dなのですが、面白味がないので悩むところ。

今のところ候補は

  • EOS 1DX mark II
  • EOS 5Ds R
  • EOS 90D
  • EOS 7D mark II

こんな感じ。

EOS 1DX mark IIなら、EF800mm F5.6L IS USMとセットでカワセミいけるんじゃないか?とか思ったりもしますが、EF400mm F4 DO IS II USMの手持ちではExtender x1.4の高ISO運用になるけど大丈夫か?とか。

EOS 5Ds Rは綺麗なんですがAFがかなり厳しかったなぁとか…。

これらのボディは1度は所持していたことがあるので特徴はわかっているのですが、いまいち決定打になるものはないですね…悩み中。

今後の運用

シチュエーション 運用 装備
とまりもの 手持ち EOS R7 + EF400mm F4 DO IS II USM
三脚 EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USM
ヤマセミ、猛禽 三脚 EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USM
カワセミ飛び込み 三脚 EOS R7 + EF400mm F4 DO IS II USM + Extender x1.4

突然RFロクヨン売ってEFレンズにかえて試行錯誤中ですが、この形になってます。

次回からカワセミ撮影には800mmは持っていきません 😛

さて…頑張っていこう。

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