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EOS R7で野鳥撮影 撮影のポイント

EOS R7については定期的に検証結果などをまとめていきたいと思います ? 9月版

注意点として、私の検証を鵜呑みにはしないでください。
多分、勘違いで間違ったことも書いてます。

基本的には参考として見ていただいて気になったところは自分で検証してもらえたら 😛

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ボディの特徴

画素ピッチが狭い



Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/320s 250 
 ※CapruteOneで再現像

APS-C 3250万画素、フルサイズなら約8000万画素という狭い画素ピッチ。
精細に写せる半面、レンズを選び、ブレに対して非常にシビア。

手振れ補正が強いRFレンズならば手持ちでも歩留まりは良いですが、
それでもブレのない写真は連写した中から選ぶことになります。

特に被写体ブレにシビアで、狙ってワンショットで撮るのは至難の業です。

上の写真はEOS R7 + RF600mm F4L IS USMの手持ち撮影ですが、
風が強くて被写体が揺れていたので、ブレてないものは何枚かに一枚という感じでした。

野鳥撮影は被写体ブレ、ISO、SSとの戦いなので、この辺りはしかたないですね。

お手軽にとるならフルサイズ、高精細なものに挑戦するならR7といった感じです。

EOS R7はAPS-C機で、Canon機の中ではミドルクラスモデルなんですが全くカメラマンに優しくないボディですので、綺麗に撮りたい場合は気合を入れましょう 🙂

AF精度、AFスピード

Canon EOS R7 400mm ƒ/6.3 1/500s 160 
※EF400mm F5.6L USMで撮影

AFは非常に高精度で、APS-C 3250万画素でもジャスピンがあたり前です。
AF精度は凄いものがあります。

ただ裏面照射型CMOSセンサーではないため、センサー読み取り速度が遅く(1/30秒)、特にAFの演算周期はR3よりかなり遅め。

トラッキングONでは顕著で、連写スピード15コマ/秒でも少し遅れ気味です。

上を見ても分かる通り、連写中に同じ合焦エリアが2コマ連続で続くうえに、1コマ前の水飛沫にあっている気配があります。

そとそもこの合焦エリア表示はボディ的に合わせようとしたエリアなのか、レンズのAF駆動も含めたものなのかはわかりませんが、遅延はしてます。

これはわかりやすい例ですが、他のショットを確認しても概ね同じような傾向でした。

トラッキングOFFでは合焦エリアは毎コマ変化はしているので遅延は少ない感じです。

上の写真はトラッキングOFFで撮っていますが、毎フレーム正確にヒヨドリの顔に合焦しています(15コマ/秒)。

Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 1000 

 

ただ、毎コマ合焦エリアは変化してくれるものの、撮った写真を確認すると1コマ前の場所かなぁ?というものもあります。

このあたりはボディ側なのかレンズ側なのか正直わかりませんね…。

まぁ小鳥が枝々の間を飛び回る程度ならばトラッキングONで、カワセミなどの高速な飛び込みを撮るときは、歩留まりが悪いようならOFFを試してみてもいいかもしれません。

カメラマンによってはカワセミ撮影時にはAFの遅れを防ぐために、画像認識系(トラッキング、動物検出、瞳検出)を全部OFFにしてるようです。水しぶきをなんとか動物検出で回避したいのはあるので、難しいところですが、この辺りは環境や撮り方にもよる気が。

おそらく、これからはこの辺りが検証の焦点になりそうです。

あとR3の場合はセンサー読み取りがR7の7倍くらい速いはずなのと、DIGIC Xのクロック周波数やメモリ量なんかも違うのかなと思ってます。

昔1D系はバッテリーの関係でそもそものメカ駆動も速いという噂があったので、その辺りも違うのかもですね。実際にメカ駆動系の影響だったのかAFユニットが爆速だったのかは不明ですが、1D markIVを使っていた時に別格感はありました 😛

総合的に見て、R7はR3のAFには及ばないものの、一眼レフ時代のEOS 1DX markIIで撮ってた時よりは、動物検出や瞳検出、トラッキングで歩留まりはかなり良いです。

ただ、デフォーカス問題はどうしようもないので、森の中とかは苦手です。

カワセミなどの高速な被写体では認識系が追いつかないので、飛び込みはレフ機時代とそんなに変わらない印象ですね。

手放しでレフ機よりもR7が良いかというと、長短あるなというのが正直な感想です。

微ブレとローリングシャッターの歪み


Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/160s 160 

メカシャッターではかなり振動があるため、その振動自体やボディ内手振れ補正とぶつかったりして微ブレが起きます。

※等倍か解像度のある液晶でみてください


Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 6400 

電子シャッターでは、センサー読み込み速度が遅いためローリングシャッターの歪みによって、現実にはありえない写真になったりします。

ですので、低速シャッター時は電子シャッター、高速シャッター時はメカもしくは電子先幕といったように使い分ける必要があります。

電子先幕でも振動はあるので、おそらく低速シャッターでは微ブレが起きるのではないかと思います。

まぁ…レフ機のときはミラーショックを抑えるためにミラーアップ撮影とかしてましたし、これ系は工夫は必要ですね。

連写バッファが少ない

キヤノン:製品マニュアル|EOS R7|主な仕様

RAWでは15コマ/秒でも4秒、30コマ/秒では1.4秒程度しか連写できません。

CanonのC-RAWは非常に優秀ですのでEOS R7で野鳥撮影するときはC-RAWを使うことをオススメします。

C-RAWでは15コマ/秒で12秒、30コマ/秒で3秒程度になりますので、C-RAWで15コマ/秒が安心できる設定と言えます。

ISO耐性が低い


Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/200s 320 
※ CaptureOneで再現像


Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/4000s 2500 
※ CaptureOneで再現像

見比べると一目瞭然ですが、ISO320が羽毛が解像しているのに対しISO2500はかなりベタ塗り感があります。

CaptureOneでかなり抑えていますが、ノイズもかなり目立ちますね。

EOS R7は画素ピッチが狭いため、どうしてもISO耐性は低くなります。
それでもAPS-C 2020万画素だったEOS 7D markII以上の耐性がありますので優秀ですが。

  • 羽毛が見えるくらいまでトリミング:~ISO800
  • 野鳥の全身+くらいでトリミング:~ISO1600
  • 野鳥を風景とともにトリミング:~ISO3200

くらいを目安で。

ISO3200をこえると一気に崩れますので、どれだけ条件が悪くてもISO3200でとどめておくのが無難です。

かといってこれはフルサイズ機が良いという話ではなく、フルサイズは1画素あたりのセンサー面積が大きいためISO耐性や色乗りは良いのですが、逆に精細さを犠牲にしています。

この辺りはレンズや撮影者の感覚にもよるのですが、「どこまで画素ピッチを狭くしても画質的に許せるか」になります。

被写体に近付けるならフルサイズで撮った方が確実に良いですが、残念ながら野鳥は撮影距離を縮められない被写体です。

多くの場合はAPS-Cで撮ってなおトリミングする場合が多いので、私はフルサイズのボディにお金をかけるよりは、EOS R7に高価なレンズをつけることをオススメします?

表示Simulation

EOS R7で野鳥撮影 撮影のコツ
EOS R7で野鳥撮影をする際のコツや設定を紹介したいと思います。 私はスズメ~ハトくらいまでの大きさの鳥を撮ることが多いので少し偏りがあるかもしれません。 いくらかでも参考にしていただければ。 第1回 EOS R7で野鳥撮影 長所と短...

かなり前の記事でも少し書きましたが、AFは表示Simulationに大きく影響を受けます。

ミラーレスには表示Simulationという機能があって、露出ONにしていると実際にその設定でシャッターを切ったときに撮影される写真の映像がシュミレーションされて、液晶やファインダーに表示されます。

風景とか撮るときはとても便利ですね。

シャッタースピードに注目してください。

この動画では露出シュミレーションONの状態で、サーボAFを発動させたまま、SSが低い状態(明るい状態) → 高い状態(暗い状態) → 低い状態(明るい状態)へと変更しています。

本来これはただのSimulationで、絞りはずっとF5.6のまま(レンズから入ってきている光量は一定)なので、SSをどう変えようがAFの状態は変わらないような気はするのですが…。

しかし実際はSSが高い状態(暗い状態)になった00:10くらいでピントが完全に外れてサーチ駆動が走ります。

これは見た目とAFを合わせるため、もしくは露出シュミレーションの処理が重いのでどうしても先にやるしかないとかそういう理由でしょうか。

さらにそこからSSを低い状態(明るい状態)まで変化させても、00:15まで猫にピントが合いません。

どう見ても被写体がいるのに、サーボにも関わらずフォーカスが合わない状態ですね。

00:16では一度シャッターを半押ししなおしています。

ミラーレスAFの罠発動 R5+RF100-500
来週R7に変わるのでこの土日はR5で鳥納めしようかとR5 + R100-500で軽く山へ。 どんなことが起こるのか 失敗写真は普通は現像時にいらないものとして捨ててしまいますが、 今日はモロにミラーレスカメラAFの罠にかかってクロツグ...

ミラーレスの罠はシャッター半押ししようが全く反応しないのでまた別ではあるのですが、症状的には似たようなものです。

では、これが露出シュミレーションOFFならばどうでしょう?

当然ですがSSは変化しても全く液晶の表示の明るさは変わらず、AFも安定していますね。
EF400mm F5.6L USMなのでプルプルしてますが、ほぼ猫の瞳にフォーカスしてます。

つまり、AFは露出シュミレーション後の補正された状態で行われていることになります。

露出でミスりたくない方は露出シュミレーションONでも良いのですが、野鳥撮影の場合はAF追従の方が重要な場合が多いため、「絞り込み中のみ露出」を選ぶことをお勧めします。

露出に関してはある程度はあとで補正できますが、ピントだけは外すとどうにもなりませんので 😛

まぁ露出シュミレーションを絞りボタン時だけにしておくと、感覚的には概ねレフ機の頃と一緒ですね。

トラッキングOFFでの被写体検出/瞳検出

正直、まだこのあたりがよくわかりません。

キヤノン:製品マニュアル|EOS R7|AFエリアの選択

キヤノンのマニュアルをパッと読むと、被写体検出設定も瞳検出設定もトラッキングがONじゃないと使えない機能に見えるのですが…実動作は少し違います。

被写体検出とAF設定

人物か。動物※1か。乗り物※2か。カメラが被写体の特徴を検出し、つかむ。そして対峙した動体を粘り強くトラッキング(追尾)する。高性能な被写体検出性能とトラッキング性能の組み合わせにより、画面の広い範囲を使って被写体を捉え続ける(AF/AE追従)。それが、EOS R7のAFシステムです。

キヤノン:EOS R7 | 概要
APS-Cサイズのセンサーを搭載したミラーレスカメラ。ボディー内手ブレ補正機構とEOS R3のAF技術を継承する被写体検出機能で、新しい表現への挑戦を可能にします。

被写体の検出自体はEOS R5やR6にもあって、EOS iTR AF Xという名前の付いたシステムです。

というかレフ機時代から被写体検出自体はあります。

これに対しての設定がAF2ページにある被写体の追従や速度変化による追従設定で、この設定もレフ機時代からあります。

つまり被写体検出や追従自体はトラッキングが現れる前からある機能です。

EOS 1DX mark III マニュアル

ですので、検出した被写体の追従自体はトラッキングに関係なくOFFでも使えます。

この場合の追従は追尾ではなく、被写体の前を何かが横切ったりとかしても、とらえていた被写体に追従するといった意味で、追尾とは少し違います。

今回の焦点は検出自体に動物優先などの設定が反映されているのか?という点。

私の結論としては「トラッキングOFFでも、動物優先検出は反映されている」です。

「でもマニュアルには追尾の主ターゲット設定って書いてあるじゃん?」というのはもちろんわかるのですが、どう実験してもきいているとしか思えないんですよね…。

被写体検出なし、瞳検出なし

猫以外のコントラストが高いところにピントが合ってます。
まぁこれはとても順当ですね。

被写体検出:動物優先、瞳検出なし

先ほどと同じ構図ですが、猫にピントが行ってます。
明らかに合焦エリアの動きが猫を認識している動きです。

通し1:被写体検出 動物優先 → OFF

前半は明らかに、動物優先がきいています。
OFFにしたとたんに猫以外に合焦エリアが移動しています。

通し2:被写体検出 OFF → 動物優先

こちらも明らか。
どうみても漠然とした面でのAFだったのが、猫の胴体や顔にピンポイントに行ってます。

瞳検出ON

逆に、瞳検出ですがこれはきいていない気配があります。
顔にAF合焦エリアがいっているのは、瞳というよりは顔認識ですね。

ところでトラッキングって何?

改めてトラッキングって何なのか?

トラッキングは、AFエリアから被写体が外れても画面内に被写体がある限りピントを合わせ続ける機能

「EOS R7」「EOS R10」実写レビュー 描写性能やAF性能は予想外の高さ!
先行して販売が始まったAPS-Cミラーレス「EOS R7」に続き、末っ子モデル「EOS R10」も7月28日にいよいよ販売がスタート。夏のレジャーシーズンや秋の運動会シーズンに気になる話題作の実力を実写でチェックしました。

こちらはCanonのページではないのですけど、私もこのように考えています。

つまり、主被写体を掴みさえすればAFエリア外に主被写体が出てしまっても追尾し続ける機能。

既存の被写体検出や追従ではどちらかというと「AFエリア」が主で、その中で被写体を検出して追従するという挙動でしたが、トラッキングではAFエリアは初めに対象の被写体を掴むエリアで、それ以降はその被写体を追尾し続けるという感じです。つまり「被写体」が主ですね。

なのでトラッキングの乗り移り設定は、AF1ページに「追尾する被写体の乗り移り」として、AF2ページの「追従設定」とは別にあります。

AFのフロー(想像)

おそらくですが、かなりザックリな簡易フローはこんな感じなんじゃないかと。
もちろんもっと条件はあるでしょうし同期/非同期もあると思います。

https://cam.start.canon/ja/C005/manual/html/UG-05_AF-Drive_0070.html#AF-Drive_0070_5

R7のマニュアルにもこう書いてあるので、おそらく瞳検出はトラッキングに何か依存してるんでしょうね。

もしくはR5のときに、瞳検出をONにすると誤認識しまくっていたので、トラッキング出来ていて確度高く瞳検出できるときしか瞳検出は行われないのかも。

逆に被写体検出の方はトラッキングや瞳検出とは依存なく動く、R5/6やレフ機時代からあったロジックの強化版なんだと思います。

つまり?

試行回数も少なくて想像の域を出ていませんが、

  • トラッキングOFFでも被写体検出は有効
  • トラッキングOFFだと瞳検出は無効

ですので、現在はトラッキングOFFで試していますので被写体検出:なし はまだ試す価値があるという事になります。

ただ、おそらくトラッキングOFF、被写体検出なしにすると従来のレフ機と同じような動作になるんだとは思っているんですが、それだと間違いなくEOS 1DX mark IIを使っていた時のように水しぶきにかなりの確率でピントをもっていかれるんだろうなと思っています。

上の動画でも猫ではなくまわりの物体の方にピントが持っていかれていたのと同様ですね。

トラッキングOFF、被写体検出:動物優先で、AFがカワセミの飛び込みに追い付いてかつ水しぶきを回避してくれるのかが重要になります。

EOS R7 + RF600mmF4L IS USM カワセミ,イソヒヨドリ
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前回ミスってるんですが、これは試しにAFエリアを全体にしてたのが原因な気がしてます。
全範囲でみたとき、動物っぽくみえる水面の影に反応してしまった気が。

飛び込みなどでは場面に応じて被写体のサイズに合わせて、フレキシブルゾーンAFをつかうのが良さそうです。

あと、カワセミの飛び込み撮影時はAF設定のページ2の追従設定は粘らないようにして速度追従はするように極端な設定にしてみようかと。

この辺りは、トラッキングONにして全画面でやったら撮れるという人もいますし、撮影の環境も違えば、装備も違いますし、身体能力、求めている解像度も違うので正解は人それぞれなんだと思います。

400mmフルサイズくらいだと距離15mのカワセミは、レンズをあまり振らなくても撮れるくらいの大きさです。

ただ、私は解像度を求めるので、600mm~800mm APS-C 距離15mくらいでできる限り大きくカワセミを撮る方向で狙いたいですね 🙂

ボディ以外のポイント

レンズの選択

主に画素ピッチとAF、ISO耐性の影響でフルサイズよりも良い結果を出す為にはレンズを選びます。

  • 狭い画素ピッチに耐えられる解像力
  • ボディ側のAFを補うレンズ側のAFスピード
  • ISOを確保するための明るさ

具体的にはこれらが必要になります。

ボディは安いのにレンズは高価なものが必要というアンバランスさが、R7の評価を難しいものにしています。

ただ幸いにもEOS R7は新品でも約18万円くらいで購入できますので、無理してR3を買うくらいなら、レンズの方に投資することをお勧めします

EOS R7 + RF600mm F4L IS USMと同じ感覚でR3で撮ろうとすると
RF800mm F5.6L以上が必要になりますのでボディ含め + 100万円ですしね 😛

  • EF400mm F5.6L USM
  • EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
  • RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM
  • EF400mm F4 DO IS II USM
  • EF500mm F4L IS II USM
  • EF400mm F2.8L IS III USM
  • EF600mm F4L IS III USM
  • RF400mm F2.8L IS USM
  • EF800mm F5.6L IS USM
  • RF600mm F4L IS USM
  • RF800mm F5.6L IS USM

おおむね候補はこのあたり。

AFや連写速度は無視して写り的に、の話です。

EF400mm F5.6L USMは難点も多くていろいろ大変ですので熟練者向けですが、私としては掘り出し物だったなと思ってます。

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RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM については、暗いのもあって不安な方も多いとは思うので、EOS R7での作例をいくつか。

R7+RF100-500 京都植物園
天気が悪くはあったのですが晴れ間があったので京都植物園へ。 RF600mm F4L IS USM持って歩くのはしんどいなと思って、今日はRF100-500を携えて。 ヤマガラ、エナガ、シジュウカラ、メジロなど小鳥の若が群れをなしている中で...

で撮った写真をCaptureOneで再現像しています。


Canon EOS R7 500mm ƒ/7.1 1/200s 500 


Canon EOS R7 500mm ƒ/7.1 1/200s 500 


Canon EOS R7 500mm ƒ/7.1 1/200s 1600 

ズームレンズですのでどうしてもモヤっとはするんですが、それでも十分な解像力ですね。

ただ、あとで出てきますがEOS R7はどうしてもISO耐性が低かったりするので、ズームレンズを使う場合はRAW現像ソフトはCaptureOneなり少し高いものを使った方が良いです。

RF100-500は未だにお金がたまったら買い戻そうと思ってますが、1.37kgで500mm、この解像力は凄すぎですね

ただR7の性能をフルに使う場合は、やはりLの単焦点の性能は飛び抜けてますのでオススメです。

EF400mm F4 DO IS II USMは例外で、Lではないのですがとても良いですね。
このレンズ、正直どのあたりがLの基準を満たしていないのかは知りませんが。

テレコンバーター(Extender)について

初心者の方はテレコンについてあまり詳しくはないと思うので解説しておきます。

テレコンx1.4ならば

  • 焦点距離がx1.4倍になる
  • F値がx1.4倍になる(暗くなる)
  • AFスピードが1/2になる
  • 画質がすこし劣化する

x2.0ならば

  • 焦点距離がx2.0倍になる
  • F値がx2.0倍になる(暗くなる)
  • AFスピードが1/4になる
  • 画質がとても劣化する

つまり、焦点距離をのばすかわりにF値、画質、AFスピードが犠牲になります。

特に気になるのは如何ともし難い画質の劣化と思いますが、R7は画素ピッチが狭いのもあってx1.4でも画質の劣化は相当感じられます。

ただ、それでもL単ならばx1.4はほとんどの方は許容できるかと思いますが、L単以外のレンズでは許容できないくらい写りが劣化しますので、購入する場合は気を付けましょう。

テレコンx2.0の画質はL単につけてもかなり厳しい感じで、ほとんどの方は許容できない…というかテレコンx1.4で撮影してトリミングした方がまだマシなんじゃないかと。

望遠撮影をはじめてしばらくすると、どうしても焦点距離をのばしたくなってx2テレコンに手を出しがちですが、特にテレコンx2は罠ですのでご注意。

なお、RFのExtenderはEFアダプタにはつけられないので、EFレンズにExtenderをつけたい場合はEFのExtenderが必要です。

RAW現像ソフトについて

EOS R7 CaptureOne対応(お試し)
いつの間にか、しれっとCaptureOneがEOS R7に対応していました。 この時刻(午前3時)に気づいて、うれしすぎて軽く使ってみてます。 Canon EOS R7 22 (15.3.2) Pro CR3 過去のRAWファイルを...

ようやくCaptureOneがR7に対応しました。

DPPは現像は結構きれいなのですが、とにかく遅くてR7のような連写機ではちょっと使い物になりません。
最近は1日の撮影枚数が2000枚超えはザラですので、真面目にDPPで現像していくと4~5時間費やしちゃいますね。

「なんだスピードだけか」と思うかもしれませんが、DPPくらいプレビューが遅いと細かい調整も苦痛でやる気が出ないレベルです…。

Lightroomは普通に使うとノイズが目立つので私はあまり良い印象はありません。
ファイルフォーマットも独自に変えてきますし(今はどうか知りませんが)。

CaptureOneについてはとにかく高速なのと、各調整によるノイズが目立たず綺麗に補正できるのでオススメです。ちょっとお高いですが。

CaptureOneは感覚的にはボディもレンズも1ランク上のものになったような錯覚をおこします。

特にL単でテレコンを使う場合や、ズームレンズなどを使っている場合は、RAW現像ソフトにお金をかけることをお勧めします ?

まとめ

今回は、表示Simulationや被写体検出、トラッキングについて掘り下げてみました。

前にEOS R7についてまとめてから環境的に大きく変わったのは CapruteOne の R7対応

RF100-500mm F4.5-7.1L IS USMのように、暗めでEOS R7だとちょっとノイズが気になるような組み合わせには効果が非常に大きいですね。

そういえば、Canonがテレコン内蔵のロクヨンとかの特許出願しましたね。

キヤノンの1.4倍のテレコンを内蔵した「600mm F4 1.4x」「400mm F2.8 1.4x」「300mm F2.8 1.4x」の特許出願

https://digicame-info.com/2022/10/14600mm-f4400mm-f28300mm-f28.html

内蔵にすると光学的に有利になるので、これで840mm F5.6として優秀な光学性能があれば結構すごいんじゃないかと。

間違いなくお値段もすごいですがw

さて、それではまた何かしらEOS R7で分かったことがあればまとめますので、よろしく?

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