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EOS R7で野鳥撮影 滋賀 朽木 サンコウチョウ 撮り方ヒント

はい、今日も菅山寺に行こうかと思ってたんですが、
天気が微妙だったので朽木でサンコウチョウを狙いました。

サンコウチョウ

オス

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 160 -2EV 

前回の個体よりは尾羽が少し短い気もしますが、なかなか良い場所にとまってくれました。

天気自体は悪かったのですが、ひらけた場所にとまってくれたのは実に久々な気がします 🙂

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 160 -2EV 

良い場所ではあったのですが、初めは背中を向けてとまっていたので「今日も見返り美人か~」と思っていたところ、何を思ったのかクルっとこちらを向いてくれました。

クルっと回転、1枚目は尾羽に勢いがありますね。

もう少しシャッタースピードあればブレなかったのですが、致し方なし。

メス



Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 1000 -2EV 

今日はメスもパシャリ。

後で書きますが、サンコウチョウのメスってなかなか撮れないなと。

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/100s 1000 -2EV 

オスの方がいるとそっちを撮ってしまって、近くにいるメスの方まで目が行かないのが理由かなと思いつつ。

オスは尾羽が目立つのですぐ発見できるんですが、メスにはなかなか気づけないんですよね。


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 2500 -2EV 

オスはこの前撮ったので、今回はちょっとメスの方を注意深く観察してました 🙂

メスだと思って追っていて気づいたら別の鳥に化けていたりしてびっくりすることが良くありますがw

散策での撮り方ヒント

なんだかんだサンコウチョウを散策しながらよく撮っているので、撮り方のヒントなど。

朽木限定かもしれないですが、このブログ見てくれている人は朽木erも多いと思うので 😛

探し方

ロケーション

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 200 +1/3EV 

サンコウチョウは沢の近くのスギ林やヒノキ林などで、木の高い場所から木の高い場所へと飛び回っていることが多い鳥です。

警戒心はかなり薄い鳥で、こちらから近づかなければ至近距離まで飛んできてくれることもしばしば…というか、あまりこちらを気にして方向を変えることがない鳥な気がします。

できれば沢の近くのスギ林やヒノキ林を少し高い位置から見渡すことのできる場所が撮影しやすいように思います。

下から見上げて撮ると、どうしても枝が邪魔だったり逆光になったりであまり綺麗に撮れないことが多いですね。

私は少し山を登って、サンコウチョウが飛ぶくらいの高さが目線に近いくらいになる場所でよく撮影します。

この写真はサンコウチョウより高い場所から撮れてますよね。

鳴き声

サンコウチョウ – BIRD FAN (日本野鳥の会)
くちばしや目のまわりが青い。 全長:雄45cm 雌17cm 本州以南の暗い林に渡来。 「ギッギッ」と鳴く。 さえずり:「ピヨロピ、ホイホイホイ」。 名前は、前奏のピヨロピを「月日星(ツキヒホシ)」と聞きなし、三つの光の鳥という意味。

サンコウチョウは、なんといってもその独特な鳴き声で、いるかいないかはすぐにわかります。

よく「ツキ(月)ヒ(日)ホシ(星)ホイホイホイ」という言葉に例えられますが「ホイホイホイ」まで鳴き切らないことも多く、ツキヒホシあたりまで聞こえるか、あとは「ジュイ」みたいな感じで短く鳴くこともあります。

BIRD FANに書いてる、「ピヨロピ、ホイホイホイ」の方が近い気がしますが😂

薄暗い場所にいることが多い上に黒い鳥ですので、まずは鳴き声がしたら立ち止まってその方向をじっと観察し続けるのが良いと思います。

目の使い方

Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 3200 -1EV 

散策での野鳥撮影では目を広角レンズのようにして使うと鳥を見つけやすいんじゃないかと思います。

ある場所に目の焦点を合わせてしてしまうと周囲の動きに気づけませんので、焦点が合う範囲をできるだけ広げた上で「ちょっとした動き」や「ちょっとした違和感」に敏感に反応できるようにしましょう。

初めのうちは疲れますが、慣れてくると視界の中でどこで鳥が動いても気づけるようになります。

サンコウチョウの場合は特にオスは長い尾羽をなびかせて飛びますので、簡単に発見できます。

撮り方

少し離れる、縦フレームでの撮影を準備する


Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/200s 200 -2EV 

これはノートリの写真。

単焦点レンズの場合、特にオスを撮影する時は、普段の小鳥撮影よりは少し離れて撮影した方が良い場合が多いです。

いつも通りできるだけ距離を詰めると尾羽がおさまらない場合が多いですね。

私は三脚を立てた後は三脚座のリングを緩めて、いつでもフレームを縦にできるようにして撮影しています。

また高い場所を飛び交う鳥ですので、近いと見上げての撮影になる場合が多いためそういう意味でも少し離れた方が無難です。

近くによってズームレンズというのもありですが、こちらから寄ると逃げるので、少しフレーム余裕を持って遠くからでも解像する単焦点レンズで待って撮るのが楽ですね。

露出補正に気を配る


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 640 +2.3EV 

サンコウチョウは暗所か、逆に空をバックにした逆光での撮影になる場合がかなり多いです。

常に露出補正設定に気を配って、場所によってすぐに露出設定を調整できるよう気を配っておきましょう。

黒い鳥は逆光はどうにもならないので、ある程度距離をとって角度を確保する事をオススメします。

この写真はEV+2.3までやってもディテールが浮いてこないので、ちょっとお手上げでしたが 😛

飛び先を予測する


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 500 -2EV 

サンコウチョウのとくにオスは不規則に飛び回るわけではないので、次にどのあたりに飛び移るかわかりやすい鳥です。

基本的に逆戻りはしないのと、尾羽が長いので「こっちの方にしか飛べないはず」という予測をたてやすいんですよね。

この写真は近かったものの、枝に阻まれているので頑張って撮り続けてもどうしようもないシチュエーション。

こういう場合は次の移動予測方向にひらけた場所があれば、そっちに先回りでレンズを向けておいて、すぐ撮れるようにしてます。

長焦点距離機材ではファインダーをずっと覗いていると見失ってしまう事も多いですね。

その他

行動ルーチン

※私の娘が描いたような図ですが、1分くらいで描いたので許してください 😛

これは経験則ですが、サンコウチョウは行動範囲一帯を周回するように飛び回っているように感じます。

ですので、1度鳴きながら飛びまわった場所には1~2時間くらい後にまたやってくるような感覚。

途中でいきなり逆戻りするのはあまり見たことがないので、同じ方向へぐるっとまわっているイメージですね。

見渡せるような範囲ではないので、本当にそうなのか、実は別個体がたまたまやってきてるだけなのかはわかりませんが。

ですので、同じ場所でもしつこく戻って確認すると飛んできてくれたりします。

難易度高めなメス撮影


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/200s 1250 -2EV 

これも私の感覚ですが、サンコウチョウはメスを撮影するのがそれなりに難しい気がします。

「ホイホイホイ」と囀ってはくれるのですが、どうしてもオスのほうが尾羽で目立つのでそちらに目をとられてしまいますね。

私の場合はメスを撮りたい時は、オスを見つけたらあえてその周りで動く18cmくらいの鳥がいないかを観察します。

同じ方向についていく鳥がいたらメスの場合が多いですね。

とはいえ、サンコウチョウのオスも好条件で撮れる確率は低めですので、どうしてもオスの方を撮っちゃうんですよね 😛

まとめ

ロケーション

今日は小雨が降ったりやんだりな天気でしたが、ピーカンな日よりはこのくらいの方が鳥たちは活発な気がします。

朽木では少なくともツガイを3組くらい見ましたので、先日と比べてもかなり増えた模様。

沢の近くならどこに行っても「ホイホイホイ」が聴こえたように思います。

山道100mダッシュ?

今日は沢の方から山の方に向かって飛んでいこうとするツガイを遠くから見つけたので、EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMとジンバル雲台、三脚を担いだまま山道をダッシュで駆け上がって先回りするという、どこかのスポーツ系の部活のようなシチュエーションがありました。

まだ気温がそこまでは高くないのでなんとか…ですね 😛

しばらくしたらサンコウチョウがやってきてくれて、そこで撮ったのが1枚目のオス写真です 🙂

さて、次はアカショウビン撮りたいなぁと思いつつ…菅山寺はアカショウビンがあらわれなかったらそれで1日が終わってしまうのが厳しいなぁと。

何とか近場にやってきてほしいですがさて…。

では、あと1ヶ月もすれば鳥たちが夏モードに入ってしまいますので、頑張っていきましょう 🙂

※サンコウチョウはこちらが今年初ですのであわせてどうぞ

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