カワセミ
水絡み
はい、ようやくEOS R7+RF200-800mm F6.3-9 IS USMでまともなカワセミの飛び込み写真が撮れました。
トリミング後4091 x 2727なので1115万画素ですね、距離17mでここまでの画素数があれば全く文句なしです。
水の絡み具合もなかなか良いですね。
あと、これまでも書いてきましたが、RF200-800mm F6.3-9 IS USMの場合はEV-3でSSやISOを稼ぐのが良いかな?と思います。
好条件ではありましたがF9のレンズでSS 1/4000で、ISO 400で撮れてるので、SS1/2000 ISO 3200くらいまで許容するなら、通常の環境でのカワセミ撮影では特に不都合はないんじゃないかと。
これはEOS R7ですがフルサイズで撮るならなおさらですね。
今日はしっかり撮る気で臨んだので、ローリングシャッターで歪まないように電子先幕です 😛
浮上
カワセミの目に光が入っていないのが残念ですが、お魚の目が光ってますね 😛
単焦点レンズと違ってかなりあまいのでRAWでシャープを強めにかけてますが、動体でここまで写れば文句ないんじゃないですかね。
今はまだDxO PureRAW3がRF200-800mm F6.3-9 IS USMに対応していないので、ノイズ除去と同時にシャープをかけることはできないため少しノイズが目立ちますが、対応してくれたらもうちょっと綺麗になるはずです。
カワセミはそれなりの大きさの魚をゲットして、「キキキキ」と勝利の雄たけびをあげながら外からは見えない枝に飛んでいきました 😛
連続
ほぼ中央で撮れているので成功ですね… 久々なので飛び去りを追うのを完全に忘れていますが。
今日はこの撮影地にしては少し遠くて距離17mでした。
APS-C 800mm(35mm換算 1280mm)でこのくらいなので、少し近い時は600mmにするかフルサイズで撮った方が良いですね。
雲台をザハトラーに変えてからEOS R7でまともに撮れたのは初めてな気がしますが、安定してます。
EOS R7+RF200-800mm F6.3-9 IS USMでは3回目くらいのチャレンジですが、やはり照準器の視差が小さいのが効いているのか、APS-C 800mm(35mm換算1280mm)での撮影でほぼ確実に中央に捉えられている気がします。
案外EOS R3を使って視差が大きくなるとハズすかもしれませんね。
ただ、今回は歪みが怖くて電子先幕で撮りましたがやはりもう少し連写速度が欲しいですね。
AF
※合焦エリアが赤枠で表示されています
背景をつかまれたらどうしようかと思ってましたが、流石に水の方を捉えてくれています。
背景に抜けているようにみえますが、水しぶきを捉えています。
この状態でカワセミではなく水しぶきを捉えるのはどうかと思いますが、この辺りは仕方ないところはありますね。
EOS R3でちゃんと設定をつめればどうにかしてくれるかもしれませんが「動物検出って何?」といつも思っちゃいますね。
ここでちゃんと主題らへんには戻っているので、まぁなんとか…じゃないでしょうか。
相変わらずですが撮影のあとでAF合焦エリアを確認すると、思った位置に合焦エリアがなくて冷汗ですね。
「合焦エリア変なとこにあるけど、撮れてて良かった…」
ということがほとんどです。
前の記事でも書きましたが、RF200-800mm F6.3-9 IS USMは別にAFが遅いわけではないので、カワセミ撮影も可能と思います。
やはりミラーレスはレンズのAFスピードというよりはボディのAFがしっかり被写体を掴んでくれるかどうかの方が大事な気がしますね。
飛び込み前
今日はひさびさに集中して撮影しました。
もちろんいつも本気で撮ってるんですが、カワセミの飛び込みを撮り逃す一番の原因って集中していないときに飛び込まれる…というものだったりします。
具体的には
- カワセミの方にレンズを向けて表情確認している時に飛び込まれる
- レンズのピントを飛び込み予測地あたりに合わせるために、ピント調整している時に飛び込まれる
- ポーズが変わったときに、ちょっとだけとまりもの設定で撮影してる時に飛び込まれる
などです。
なかなか飛び込まない時が多いので、どうしてもソワソワして他の事しちゃうんですよね。
今日はグっと我慢して他のことをせずに待ち。
あと、今日のカワセミはお腹が減っていたのか、ずっと水面を凝視していたので「飛び込み先がとてもわかりやすかった」ので運も良かったです。
まとめ
一安心
私はもともとEOS R7ではカワセミ撮影成功率が低いので、「いつになったらしっかり撮れるかなぁ」と不安ではあったんですが、なんとか撮れて一安心。
以前どこかで書きましたが、やはりこういう「カワセミの撮り方」みたいなのは「ちゃんと撮れている人からの情報を集める」のが最も大事だと思います。
私も初期の頃はとにかくネットで自分が撮りたいような写真を撮っている人のページを巡って「何か撮り方を書いてくれていないか?」と探し回っていました。
よく通っていた京都の川で撮っている人たちも綺麗に撮られていますし、そういう撮れている人たちからの生の情報はとてもありがたいです。
やはりカワセミなどの高速な被写体をしっかり撮っているわけでもない人の撮影情報は、プロの記事や動画だったとしても感覚的なものが多く「プロだから」とか「この機材は高価だから」という理由で納得させようとしているものが多いように思います。
まぁ仕事で突然カワセミ撮って記事書いてよって言われるのはかなりツライとは思いますけどね 😛
ですので近江猫屋敷でも「このレンズでもこうやれば撮れるはず」「このAFスピードなら多分大丈夫なはず」といった記事を書くのは心苦しかったのですが、やっと少しは説得力をもたせることができるかなと 🙂
RF200-800mm F6.3-9 IS USMでのカワセミ撮影
いまのところ感じている事。
ポジティブ
- 800mmという長い焦点距離で被写体を大きくフレームに入れることができるため、AFに掴ませやすい
- RFレンズなので、EFレンズとは違い連写が速くサーボAFもスムーズに動作する
- 口径が小さいので、EOS R7などの小さいボディで使う際に照準器の視差が小さくなりフレームに捉え易い
- 軽いのでレンズを振りやすく、振るスピードも速いし、移動も苦じゃない
ネガティブ
- F値が大きいのでどうしてもISOやSSを稼ぐのは大変、ただEVを落とせば許容な事が多い
- 解像力は高くはないので被写体の画素数を多めにしてRAW現像でしっかり加工する必要がある
大体は想像してた通りですが、照準器の視差がおさえられるのはかなり大きなメリットかなと思いました。
使った感じだと今の撮影地では600mmが丁度よいかなと思いますが、逆にそれならば800mmでフルサイズで撮れるのでEOS R3で試したい思いが強くなってきましたね 😛
フルサイズだと周辺の解像度落ちが大きいので期待した結果は得られないような気もしないでもないですが。
RF200-800mm F6.3-9 IS USMでのカワセミ撮影は年末年始あたりでもう少しやってみようと思うので、またしっかりまとめたいと思います。
では、頑張っていきましょう。