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EOS R7で野鳥撮影 カワセミ研究 NextStep

さて..ちょっと心が折れかけていますが、
EOS R7で何とかカワセミ撮影の歩留まりを高めるべく計画を立てていこうかと 😛

既に手段が目的になっていますが、まぁ趣味ですしね 🙂 仕事だったらクビです

現状の整理

EOS-1D X mark IIIでの撮影


Canon EOS-1D X Mark III 800mm ƒ/6.3 1/4000s 5000 -2EV 

まず、EOS-1D X mark III+EF800mm F5.6L IS USMでは、9割近くは成功するようになりました。

一眼レフのAFは非常に相性が良く、その中でも最高峰のEOS-1D X mark IIIのAF性能なので、非常に歩留まりが良い。

ですので、まずはカワセミ撮影の第一段階はクリアかな?と思っています。

ただ、EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USMでは解像力的にここが限界。

解像度を高めようと思うと焦点距離を更にのばすか、被写体に更に近づくかしか方法がありません。

そもそもが天気が悪くても撮れるプロ向けの高ISO耐性装備ですので、当然と言えば当然なのですが。

EOS R7での撮影


Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/4000s 1600 -1EV 

こちらは今のところ歩留まりが非常に悪い状況です….現時点で2割程度。

しかしながらEOS-1DX mark III + EF800mm F5.6L IS USMの解像度を超えるには、やはり高解像度化、高性能化していくEOS Rシリーズで撮れるようになる必要があります。

上の写真はEOS R7 + RF600mm F4L IS USMで撮ったものです。
ブレてはいたんですがRAW現像で見れるようにしました。これでも1DX3に比べるとかなりの解像感があります。

いまEOS R7+EF800mm F5.6L IS USMで撮影の妨げになっているのは

  • APS-C 800mm(35mm換算1280mm)ではフレーミングがかなり厳しい
  • APS-C 3250万画素ではF5.6はISO的にかなり厳しい
  • 最高連写速度対応レンズに含まれておらず、連写が鈍い、おそらくレンズのAF制御も鈍い
  • ブレを抑えられない、おそらくSS1/8000や、電子シャッターで撮るなどする必要がある

ですので、実際のところの解決案は

  • EF400mm F4 DO IS II USM、もしくはEF600mm F4L IS II/III USMで撮る

くらいしかありません 😛

装備について

方針

いったんEOS-1D X mark IIIで歩留まり高く撮影できる状態は確保したので、あとはEOS R7でいかに精細に撮れるようになるか。

結論としてEF600mm F4L IS II USM を導入するのがベターっぽいです。

修理対応期間が2025/07なので敬遠してましたが。

そろそろ装備を固定したいとか言ってた気もしますけど….以前の環境にどんどん戻ってる気もしないでもなく?

Canonの数少ない強みってEFレンズの中古タマ数が多くて、ロクヨンとかでも安定して安く手に入ることなんですよね。

MTFチャートからみたEF600mm F4L IS II USM

EF600mm F4L IS II/III USM、EF800mm F5.6L IS USMのMTFチャート

EF600mm F4L IS II USMはIII型と比べてExtender耐性が非常に高いレンズです。

EF600mm F4L IS II USM+Extender x1.4、x2.0は数値的にはかなり高いです。

ただ…一方でExtenderをつけてそこまで解像力あったかな…?という感覚もあります。


Canon EOS 90D 840mm ƒ/5.6 1/250s 1000 

昔撮ったEOS-90D(EOS R7と同等のセンサー)+EF600mm F4L IS II USM+Extender x1.4のコゲラ。

特に強いシャープネスなどをかけずにこれが撮れていたようなので、いけてたのかな?という気もしますが、実際EOS R7で撮ってみないとわからないですね。

EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USMのAFエリア

EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II/III USM

EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USM

EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II/III USMでは恐ろしいことに、Extender x1.4/x2.0をつけても191点すべてでAFが可能です。

AF的にはEF800mm F5.6L IS USMより圧倒的に良いですね。

EF600mm F4L IS II USMの導入で、できるようになる事

    • EOS R7で適切な焦点距離(35mm換算960mm)でF4撮影が可能、連写性能やAF性能も向上
    • EOS-1D X mark IIIで、840mmF5.6(Extender x1.4)撮影時にほぼ全191点でクロス測距可能
    • EOS-1D X mark IIIで、1200mmF8(Extender x2)撮影時にほぼ全191点で測距可能

これらを装備でカバーできることになります。

EF800mm F5.6L IS USMは残したい


Canon EOS R7 800mm ƒ/5.6 1/250s 250 -1EV 

これまでいろんな大砲を使ってきてAPS-C 3250万画素で完全にシャッキリ撮れる800mmレンジのレンズはEF800mm F5.6L IS USMだけのような気がしています。

また、AF速度についてもEF800mm F5.6L IS USMはそこまで速いとは思いませんが、それでもExtender x1.4つきのロクヨンII型に劣るだろうか?という点も気になります。

ですので、もしEF800mm F5.6L IS USMを手放すとしてもEF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4との比較をして、画質とAF速度に問題がないことを確認してからですね…。

EOS R7での次の挑戦について

いかにAF開始時にカワセミをとらえるか

目下の撮り方を鑑みて、やはりAF発動時にいかに直ちにカワセミをEOS R7に認識させるかが全てな気がしています。

なので、シャッターを押したときには「AFエリア内に被写体がほかのものを認識する余地なく入っている」という状態を人間側で作る必要があります。

いかにブレを抑えるか


Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/4000s 1600 -2EV 

EOS R7でカワセミの飛び込みをとると、すべからくブレかボケがでています。

メカシャッター SS 1/4000で撮っているのですが、それでもなお…です。

APS-C 3250万画素の場合SS 1/8000 が必要なのかな?と思ってます。

あとはメカシャッターのブレ対策とISO1600未満にすることでしょうか。

まぁ、こういう困難がチャレンジする意欲を高めるので、厄介なんですけど 😛

次回試すこと


Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/4000s 1600 -1EV 

  • 飛び込み待ちのピントは、飛び込み予測地点よりも1m程度手前。
    着水と同時にすぐ奥の被写体にAFがピントを合わせに行くイメージ。
  • トラッキングOFF、動物検出ON。カワセミもしくは水しぶきを認識させる。
    トラッキングOFF、動物検出OFFでも近くのものに確実にピントが合うわけじゃないのでどの形がいいか再検証。
  • SS 1/8000、ISO1600以下でブレやボケのない写真が撮れるかを試す。
    F2.8じゃないと厳しい気もしますが、F4が限界なのでF4で試す。
  • EF400mm F4 DO IS II USMもしくはEF600mm F4L IS II USMでExtenderをつけずに撮る。
    連写最高速の出るレンズで、メカだけではなく電子シャッター、もしくは電子先幕も試す。

こんなところです。

次の目標


Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/250s 250 -1EV 

これはRF600mm F4L IS USM時代にEOS R7で撮った、いま通っている京都の川のカワセミ写真です。

この解像度でピタっと止まった飛び込みを撮ることが次の目標となります。

天気の悪い日はEOS-1D X mark IIIで面白いシチュエーションを撮りたいですね?

荒唐無稽な話ではないと思いますので、ぼちぼちガンバリマス?

※2022/12/23追記

EF600mm F4L IS II USMの話してたら急に随分と在庫が出てきましたね…秋が終わったのと今年でミラーレス移行する人とか多いんですかね?

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