EOS-1D X mark II 導入
EOS-1D X Mark II - キヤノンカメラミュージアムキヤノンのレンズ交換式デジタルカメラ、デジタル一眼レフカメラ、EOS-1D X Mark IIをご紹介しています。
はい…というわけでやっちまいました。
EOS-1D X mark II
検討している事は書いてましたが、導入です。
目的1. 暗所対策
ISO 6400くらいまで綺麗に撮れるボディが欲しい。
カワセミの飛び込みはどうしてもISOが上がるので、この領域だけはできればフルサイズで撮りたい。
EOS R7だとEF400mm F4 DO IS II USM + Extender x1.4が丁度良い焦点距離なので、おそらくEOS-1D X mark II + EF800mm F5.6L IS USMでいけるはず。
上の写真は、昔EOS-1D X mark II + EF600mm F4L IS USM + Extender x1.4で撮っていた時の写真。
目的2. 2台体制
ボディを付け替えなくても同時に使える、独立した2台体制をつくりたかった。
- EOS-1D X mark II + EF800mm F5.6L IS USM
- EOS R7 + EF400mm F4 DO IS II USM (+Extender x1.4)
もしくは
- EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USM
- EOS-1D X mark II + EF400mm F4 DO IS II USM + Extender x1.4
三脚を立てて撮影している時に、近くに鳥が~という、よくあるパターンも対応できるはず。
また、以前1DX2 + EF600mm F4L IS II USMを使っていた時は落下させて修理期間で長く撮影できなくて、それが野鳥撮影を中断するトリガーになったため、故障対策的にも冗長化。
理由3. デフォーカスの検証
2年ぶりくらいに野鳥撮影に復帰した際は初めからずっとミラーレスで、あまりのデフォーカスっぷりに真っ青でしたが、実は私が久しぶりにカメラを触って1DX mark IIを美化しすぎているのかを、しっかり試したい。
これで、私の気のせいだったら笑います。
理由4. カワセミ撮影時のAF検証
現在、カワセミ撮影をEOS R7でやっていますが結局トラッキングOFF、動物検出OFFにしてしまっているので、既にミラーレス機のメリットがないのと、やはり背景にピントをもっていかれて戻ってこないというパターンが多い気がしています。
久々にレフ機をつかって比較検証したい。
理由5. EF800mm F5.6L IS USMをフル性能で使いたい
EF800mm F5.6L IS USMがまさかのお値段で手に入って、どうしても1DX mark IIで撮ってみたい欲求に勝てなかった 😛
EF800mm F5.6L IS USMは古いレンズで、RFマウントのボディで使うにはレンズファームウェア更新もできないためその性能をフルには発揮できていない気がしています。
とまりものはEOS R7でも全く問題がないのですが、1DX2では果たしてカワセミ撮影に使えるのか?
これに関しては本当に興味が尽きません。
理由6. そもそもフルサイズ機が1台欲しかった
これは、焦点距離や色乗りの問題です 😛
APS-Cで広角レンズを買う気はあまりしないので、EF14mm F2.8Lあたりを購入して風景も撮りたいですね。
EOS-1D X mark IIを久しぶりに少し触ってみて…
とてもとても重い
当然ですが、EOS-1D X mark IIは1.4kgくらいあるのでとても重いです。
EF800mm F5.6L IS USMとの組み合わせは私がこれまで使ってきたどの組み合わせよりも重くて約6kg。
これはさすがに山に持っていくのは無理 😛
EF400mm F4 DO IS II USM + Extender x1.4でも4kg近くなので、結構ずっしりと感じました。
ただ、こちらはホールド感やバランスはとてもしっかりしているので構えると安定する…という感じですね。
デフォーカスの検証結果次第ではアリです。
シャッター音が大きい
EOS R7でメカシャッターで撮ったときに「シャッター音大きいな」と思いましたが、久々にEOS-1D X mark IIで撮ってみたらもっと大きかったです 😛
控えめな連射音だったような記憶もあったんですが、記憶と全く違ってました?
連写時のファインダー像が安定
ミラーが動くのでもちろんチラツキはしますが、安定していて見やすいのでこれならファインダーで楽勝で追えるかなという感じ。
EOS R7の場合は、チラツクというよりは「カクカク止まる」感じなのでちょっと厳しいですね。
連写速度が安定
EOS-1D X mark IIはメカシャッター14コマ/secなので、EOS R7よりも1コマ遅いのですが、R7でEF800mmをつかうと連写速度がもうひとつ安定しませんでした。
レフ機はおおむねサーボAF時の1コマ目レリーズ/ピント優先、2コマ目以降のレリーズ/ピント優先設定があるのですが、EOS R7にはない気がするので設定がバランス型になってるんだろうなと。
気づいてないだけで、別の場所に設定あるのかもしれませんが。
実際のところ、ピント合うまで待っても水しぶきや背景に合わせようとしてる可能性高いので、レリーズ優先で良い気がします。
ここはもう人によって全然違うので検証ですね。
AF
久々に使いましたが、スポット1点がやはり超高精度です。
枝の間を縫うように被写体をとらえてくれるので非常に便利。
逆に、ゾーンAFが案外狭いというのがちょっと記憶と違ってました。
AFに関しては、カワセミ撮影と山や森で使ってみて…ですね。
あと、これはEF400mm F4 DO IS II USM + Extender x1.4で撮ったのですが、かなり遠かった割には綺麗。
まとめ
このミラーレス移行期にEOS-1D X mark IIかよという話ですが、まだまだミラーレスの性能が落ち着くのは先のように感じていますので、後5,6年くらいはレフ機と使い分けで良いかなと思ってます。
なので、レフ機とミラーレスの美味しいとこどりをしたいですね。
あと、どうもミラーレスボディばかりを使っているといろいろと麻痺してくるというか….一眼レフ時代どうだったかが思い出せなくなってくるんですよね。
移行期は新しいものが全てにおいて良いというものではないので、改めてレフ機とミラーレスの違いを感じながら、今後の野鳥撮影を考えてみたいと思います。
流石に投資し過ぎなので一旦落ち着こう…。